阿弥陀仏の四十八願 その4
文字数 1,637文字
〈極楽世界のすばらしい特徴についての誓願 1〉
第27願 私が〈仏の位〉を得た時に
〈私の国に住まう人々や神々〉が“〈私の国の一切の万物〉が厳かに浄らかに、麗しく光り輝く”のを見たとしても、
“その一つ一つの姿形のきわめて繊細で、精緻を尽くしている様子”のすべてを把握しきることなど出来ませんように。
もしも彼らが〈天眼〉を得て、その力を行使したのだとしても
そのすべての物の名や数を整理して把握出来てしまう程度ならば
私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。
第28願 私が〈仏の位〉を得た時に
〈私の国に住まう大菩薩からわずかな功徳しか積めていない者まで誰も〉が、
〈仏となった私の背後にそびえるであろう高さ四百万里の道場樹〉の“はかり知れないほどの光と色に飾られる様子”を見ることが出来ますように。
もしそうでないならば、
私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。
〈極楽の菩薩たちの智慧や理解力についての誓願〉
第29願 私が〈仏の位〉を得た時に
〈私の国に住まう菩薩たち〉が、仏の説く経法を受けることによってその理解力・智慧が開かれますように。
また、彼らがその教えをそらんじる時には美しく語り、人に教える時にはよどみなく、わかりやすく語ることが出来ますように。
もしそうならないのならば、
私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。
第30願 もしも私が〈仏の位〉を得られる時に至って
〈私の国に住まう菩薩たち〉の智慧や理解力、表現力などに限りがあるのでしたら、
私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。
〈極楽世界のすばらしい特徴についての誓願 2〉
第31願 私が〈仏の位〉を得た時に
〈我が仏国〉が清々しく浄められているがゆえに
〈十方の量り知れず数え切れないほどの御仏たちの世界〉が照らし現わされますように。
あたかも“よく磨かれた鏡がすべての世界の像を映し出す”かのように。
もしそのようにならないのならば、
私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。
第32願 私が〈仏の位〉を得た時に
〈私の国〉の地上から虚空まで
宮殿や高殿が立ち並び、池に清流が広がり華咲き乱れ、林が茂りますように。
それら一切の万物が量り知れない宝を組み合わせて作られており、
百千種類の香りによって、厳かに、尊く精妙に飾られますように。
そして
それらの香りは人々や神々の世界を越えて十方の世界へと普く香ってゆき
この香りに気付いた〈仏を目指して人々を救うために修行を重ねる修行者たち(菩薩)〉が
皆〈仏への修行〉を行いますように。
もしこのようにならなければ、
私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。
〈みずからの放つ光の性質についての誓願〉
第33願 私が〈仏の位〉を得た時に
〈十方の量り知れない、思い巡らすことも出来ないほどの仏たちの世界に住まう様々な生き物たちの群れ〉の中で
私の光明に包まれた者は
その光に触れて身も心も柔らかにしなやかになり
人や神々の世界を超えられますように。
もしそうならないのならば、
私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。
第27願 私が〈仏の位〉を得た時に
〈私の国に住まう人々や神々〉が“〈私の国の一切の万物〉が厳かに浄らかに、麗しく光り輝く”のを見たとしても、
“その一つ一つの姿形のきわめて繊細で、精緻を尽くしている様子”のすべてを把握しきることなど出来ませんように。
もしも彼らが〈天眼〉を得て、その力を行使したのだとしても
そのすべての物の名や数を整理して把握出来てしまう程度ならば
私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。
第28願 私が〈仏の位〉を得た時に
〈私の国に住まう大菩薩からわずかな功徳しか積めていない者まで誰も〉が、
〈仏となった私の背後にそびえるであろう高さ四百万里の道場樹〉の“はかり知れないほどの光と色に飾られる様子”を見ることが出来ますように。
もしそうでないならば、
私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。
〈極楽の菩薩たちの智慧や理解力についての誓願〉
第29願 私が〈仏の位〉を得た時に
〈私の国に住まう菩薩たち〉が、仏の説く経法を受けることによってその理解力・智慧が開かれますように。
また、彼らがその教えをそらんじる時には美しく語り、人に教える時にはよどみなく、わかりやすく語ることが出来ますように。
もしそうならないのならば、
私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。
第30願 もしも私が〈仏の位〉を得られる時に至って
〈私の国に住まう菩薩たち〉の智慧や理解力、表現力などに限りがあるのでしたら、
私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。
〈極楽世界のすばらしい特徴についての誓願 2〉
第31願 私が〈仏の位〉を得た時に
〈我が仏国〉が清々しく浄められているがゆえに
〈十方の量り知れず数え切れないほどの御仏たちの世界〉が照らし現わされますように。
あたかも“よく磨かれた鏡がすべての世界の像を映し出す”かのように。
もしそのようにならないのならば、
私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。
第32願 私が〈仏の位〉を得た時に
〈私の国〉の地上から虚空まで
宮殿や高殿が立ち並び、池に清流が広がり華咲き乱れ、林が茂りますように。
それら一切の万物が量り知れない宝を組み合わせて作られており、
百千種類の香りによって、厳かに、尊く精妙に飾られますように。
そして
それらの香りは人々や神々の世界を越えて十方の世界へと普く香ってゆき
この香りに気付いた〈仏を目指して人々を救うために修行を重ねる修行者たち(菩薩)〉が
皆〈仏への修行〉を行いますように。
もしこのようにならなければ、
私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。
〈みずからの放つ光の性質についての誓願〉
第33願 私が〈仏の位〉を得た時に
〈十方の量り知れない、思い巡らすことも出来ないほどの仏たちの世界に住まう様々な生き物たちの群れ〉の中で
私の光明に包まれた者は
その光に触れて身も心も柔らかにしなやかになり
人や神々の世界を超えられますように。
もしそうならないのならば、
私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。