映画(洋画)

エピソード文字数 1,278文字

俺が好きな作品はやはりクエンティン・タランティーノ『パルプ・フィクション』だな(あくまで紅月個人の感想です。作者自身はミヒャエル・ハネケが好きです)。

2時間半と長めの作品だから、とっつきにくいかもしれないが、冒頭五分だけでいいから見て欲しい。

アバンからオープニングへの入り方は映画史でも類を見ない傑作だと思う。

ちなみにオープニングで使われる曲はディック・デイルのmisirlou(ミシルルー)という曲だ。

あとタラちゃん自身も俳優として出演している。

私が押すのはロボコップ1~3です。言わずと知れた映画ですけど上映した当時はその後本当にデトロイト市が破産するとは思わなかった。ロボコップは「警察の民営化」まで予言した映画だけどあながち空想でもなさそう。ロボコップの悲劇性はなんと言っても死んだ人間の脳によってロボットが動くという設定にある。SF映画というのは未来に警告を発する作品なんだなってよくわかる作品でもある。また日本を特に敵視してたことが良くわかる。それだけ当時の日本経済は脅威だったんだね・・・。

水道民営化法案が通った今、「ロボコップ」シリーズという作品は警告作品だったんだなって思う。

「星の王子 ニューヨークへ行く」(1988)とか今の時代じゃ制作不能かな?

あのころのアメリカはいくら落ち目と言われてもまだどっかに余裕があった。

今、この手の作品作ったら逆に社会が分断されているアメリカの現実が浮き彫りになりそう。

(いくらアフリカの王族とはいえ)「黒人のくせに、生意気だ!!」とかね。

「7月4日に生まれて」(1989)

思うに、やっとこの時代になってベトナム戦争という傷と内省を出来た時代だったのかなって思う。下半身不随になった主人公に対する「ベトナム帰り」の差別を見事に描いてる。

村の虐殺を知って、とうとうアルコール中毒になる。この時主人公が言ったセリフは放映できず消音されている。何を言ったのかはお察しください。

映画の世界でしょとか言うのかもしれないけどベトナム戦争のせいで米国の中流家庭が壊れたのは事実。そして薬物が蔓延したのも事実。

家族内でも居場所を失った主人公は家族の勧めでメキシコに移住する。そこでも退廃した生活を送るんだ。だけど主人公はそこで

「あなたを許さないが神は赦す」と言われたんだ。

ここにキリスト教的救いを見出すことが出来る。しかし、この場面・・・果たして日本人に理解できただろうか。特に聖書ラノベ新人賞に出してる作者(俺含む)に言いたい。「赦し」がキリスト教で最大のポイントということをおまえら、理解してるのかと言いたい(特に異世界だ、萌えだと書いている奴に言いたい)。主人公は現役時代ベトナム人をゴミのように殺し、あげくにベトコンに攻められて混乱した時誤射して友人を殺してしまったのだ。

「あなたを許さないが神は赦す」と言った人物は主人公が誤射して殺してしまった友人の妻だ。

主人公はこの言葉で目を覚まし米国に戻り車いすの状態のままで反戦運動をすることになる。


「キリスト教の赦しとは何か?」

それはこの作品を見れば理解できると思う。

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登場人物紹介

瀧川紅月(たきがわべにづき)


ここの管理者代理。

拙作『頭狂ファナティックス』第一部のメインヒロイン。

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