2019/08/29 22:51

文字数 848文字

新しい小説が書き始められなくて頭抱えて唸っています。冷静になってみよう。僕は昨日、今日と、チャットノベルの更新をしている(『死神はいつも嘘を吐く』の、『探偵ボードレールと病める花々【探偵お茶会】』)。その意味で執筆はこなしているのだが。この『探偵お茶会』1,2は、ベンヤミンを語るうえで必要になっていると判断し、書いたのだけれども、かなりタイムリーに思えなくもない話になってしまった。このお話は、プラトンの話で、僕の見解を述べたものではありません。そこを頭の片隅に入れてもらいたいです。プラトンなど、古典哲学の扱いってかなり重要な問題で、ギリシア哲学から近くてカント、ヘーゲルあたりまでが臨界点、それ以降は哲学ではない、という考えは根強くあって、同時代性のものは偽物だ、という意見もこれまで多く聞いたし、これからも聞き続けるだろう。文学にしても、戦後文学は偽物、ということを知らないおっちゃんにぐだぐだ言われたことがある。で、「勉強不足の低知能児めが!」と言われ、終わる。今、差別用語を使ったけれども、難しい話だが、田舎では差別用語は溢れていて、それを「描かないのはリアルではない」とさえ、思うことがある。でも、それは重い話を書くときだけ使いたい。少なくとも、ウェブ小説サイトでは禁忌であるのは間違いない。主に規約のうえでね。その意味で言うと、『バタフライ・エフェクト』は頑張った方で、田舎の話じゃないけれども、ゼロ年代前半のあの渋谷の喧騒を描けたのではないか、と思っている(あの話を連載し終えたあたりに、そっち系の大きな事件が起こったのも、記憶に新しい)。かなり使わないほうがいい言葉などが含まれているからね、『バタフライ・エフェクト』は。この作品は、純文学とミステリの間であって、だから成立しているんだと思ってる。普通だったら削除対象だよ。僕は書くことが決まっていて一日時間をフルに使えれば一日1万文字以上書けるので、今はスタートダッシュのことだけ考えるね。
2019/08/29 22:51
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