チャットで5-tune 四神獣達のダイジェスト
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文字数 2,037文字
土着でもない神様などあてにしないことだ
踏ん切りついたって言っただろ
大カラスが飛んでいたし、それよりずっとでかいタカが二羽もだぜ。
しかも、あの化け物だ。畑の中でうねっていたぜ
さらに万が一になったら、こいつを放つ
スタッ、パッパッ
ヒョイ
ぼうず、スーリンの匂いを追うよ、ボカッ
フワフワ
スタッ
海を隔てている。それすらも知らぬのか? さすがはエスカレーターだな
テクテク
以前の哲人に告げたかもしれぬが、私は本来の世界の決まりごとに関わってしまった。
名だたる魔道士達は私の弁明に大笑いし、師傅とひと晩飲みあかし、私にセクハラまがいの言葉を残して帰っていった
(話がさっぱり分からない。でも女の子は指揮棒を振りながら、懐かしそうに語り続ける)
捨て台詞を残して去った
『胸を張っていけ』と、まさか師傅が従った。おかげで香港の魔導士どもと知り合う羽目になった
(闇から白人女性が現れる。異形の目より早く、思玲は気配に感づく)
女の子のひとり語りも興味あるが、俺からも伝えることがある)
人の目に見えぬ異形であろうと、強い感情なく触れあえるほどでないとな
テクテク…フウ
だれが卵を怯えさせられる? 誰が魔道士のカバンに手を入れられる?
護符を手にし、破邪の剣を取りかえさねばならない
フウ…テクテク
(山をくだるペースがあがる。集落を静かに抜けて、ブドウ畑にまぎれこむ)
次回「ブドウ棚の下で」
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