失踪した七名の人魚たち
文字数 1,413文字
魚人族が移民したあの村から、
ある日突然七名の人魚の姿が消えた。
彼女達は今もなお行方不明のままだと言う。
急いで再び訪れることになる。
前回とはまるで異なり険しい顔をしている
ピリピリしているのが
慎之介にも手に取るように分かった。
移動中、改めて状況を確認する慎之介。
しかしこの時はまだ慎之介も、今回の事件が
漁村についた
あれからわずか数日しか経っていないというのに、
村からは明るさが消え、
暗い雰囲気に包まれているように見える。
この数日で村人と人魚達の間で
トラブルなどが無かったか、
魚住さんや魚人族の者達から話を聞く慎之介。
一方で
それは人魚達の気配ということではない。