第47話 処分

文字数 3,138文字


「「「「「「「「「「「「「「おーーーー!!!!」」」」」」」」」」」」」」

俺ら10人と4匹は感動した!!
スゲーご馳走?なにこれ?作ったの?どうやったら3人でできるの?
と、疑問符ばかりでてしまうが、まー、あの3人だから、、で終了なので、いいや。

皆風呂浴びてドラゴン汁と汗と埃を流し、着替えてから居間に降りてきた。

「--「カンパーイ!!」--」

ガツガツむしゃむしゃぼろぼりごくごく、、
最初の30分ほどは、音のみの場。

ようやく落ちついて、会話が始まる。

「古代種龍って、そこそこ居るんですか?」と、ここに居るひとの中では最も物知りの山さんに聞く。
「んーー、今迄聞いたことあったが、自分が見たとか倒したとか言う者にはあったことないな」山さん
「おー、俺もそんな感じ、みんなもだろ?」山梨さんも
両チームの皆が頷く。

「つまり、珍しいって?」
「「だろうなぁ」」山さんと山梨さん

それを、証拠すら残さず、しかも6匹も、木端微塵にしちゃうんだから、、この人らは、、、

「「「「「???」」」」」

なんにも考えてねぇよなぁ?

でも、ギルマスに言ったら、信じるだろうなぁ、、この2チームなら、ってw

「一応集めといた牙と爪と鱗、そこの袋に入れときましたから」
「あ?いる?」と山梨さんは仲間に聞く
首を傾けるランさん、シャインさんとヨードさんは、「記念に一個づつ」
「んじゃ、人数分記念に牙と爪と鱗を一個づつもらうわ」

「俺らは?」と山さんは仲間に聞く
「同じでいい」メナムさん
「オレも」メコンさん
「うん」谷さん

「残ったのはお前らの取り分だ」な?と山梨さんが山さんに、
「うん、今回の狩りを招待してくれたホストの取り分だ、夫妻にも記念に分けてくれ。」

俺は皆を見た。
皆うなずく
「では、ありがたくいただきます。」

でも、どーしょーか、、、俺らが狩ったわけじゃないんで、処分にこまるよな、、
変に「変七はドラゴンすレーヤー」とか言われても困るし、、


その晩は遅くまで飲んで、皆泊まっていった。
翌日2チームは昼食後帰っていった。

周子夫妻は、久々のこの街に散策に。


俺らはそれから、皆で話し合った結果、貰っったモノを少し残して、ほぼすべてをギルマスに処分してもらおう、と決定。



ギルド。
「おう!お前らか、、あれ?今日は、なんだ?」とでっかいずた袋を見る。
「これ、おねがいできます?」俺
なにもってきたんだが、、
と袋をのぞき、、え?と、中身をギルマスルームの応接セットのテーブルの上に出す。

・・・・・ドラ、、ただのドラゴンじゃねぇ、、、
・・・エイシェントドラゴンか???、、、しかも?  何匹も???  まじかよ、、、、

などとつぶやくギルマス。

え?何?処分難しいの?
「売れないんスカ?んじゃー、畑に蒔いてみるかなぁ、、少しは肥やしに、、」
「ふざけるんじゃねー!!!これはなっ!!ないんだよ!!みないんだよ!!!ふつーでてこないんだよっつ!!!
めずらしいのっつ!!希少なのっつ!!!!高価なのっつ!!!」

そーっすか、、
「そんなに出てこないんスカ、、」
「いや、数は少ないけど、タマに現れる、、が、、狩れる奴等が少ないんだ、、圧倒的に強いからな、、、あれ?
おまえらそこまで強くないな?あ、、魔法で、、でもないんだなぁ、、これらを見ると、、魔法の気配すらない、、」
「流石ギルマス、完全に100%物理的に徹底的にぶっつぶしていましたからねっつ!!」
山田、もろばれな言い方!!

「あー、あの2つのどっちかか、、」
「いや両方」
山田っつ!!!!!

「納得だ、両方いちゃ、何頭だろうがこーなるわな、、あんであんなきょうあ、、最強のチームが2っつもこんな街にいるんだろう?
・・・・・・
、、、、おまえらだな?、、元凶がおまえら、なんだな?」

元凶にされてしまっていますが?何か?
しかも凶悪チームとか言いそうになって言い直してますね?ギルマス?

「まぁ、、仕方ないなぁ、、。でも、、身元知られないように処分ちゅーんじゃ、時間かかるぞ?」
「いいっす、お願いします!手数料もちゃんと取ってくださいね!」
「ああ、そこらへんは仕事だからな、規定分はもらう。売れたら売れた分からお前らの口座にいれておくから」
ギルドでの依頼達成分や素材持ち込みなどの販売分の代金を、ギルドが預かることができる、その口座のこと。銀行ではない。


で、今朝早く神田が皆用に作っていたドラゴンの牙のネックレスを一個ギルマスに上げた。ごっついおっさんなのにはにかんで感謝していたのが少しアレだが、よろこでもらって良かった。
これは3チーム全員と周子夫妻のオソロだ。
つまり、ギルマスも変七加入の証拠ってことにもなっちゃうかもなー♪

後日
で、結局なんだかんだ早く処分できた様子。
なんでも、甥のガンコランさんが全部!買ってくれたそうで。
かの領地では加工技術が発達していて、加工を仕事にしている家が多いそう。だから素材には目がないというか、希少な素材は「有った時が買い時」というくらい。
価格も適正なので「ぜんぶ」とか即決定だっだと。奇遇ですな。
「いや、俺だって全部やつが買うなんておもっちゃいなかったから時間かかるって言ったんだよ」
まー、そーだろうなぁ、、
んじゃ、「犯行現場」にまだたくさん残っている残骸、もとい、素材を集めたほうが良いかな?
「んー、、まだ拾っていないのがたくさんあったけど、、どうします?」
・・・・・・
「、、、なん匹いたんだ?」
「6匹?」
・・・全部拾ってこい、鱗一枚残さずなっつ!!!!
と凄まれ、邸に帰り、ミケに連れてってもらった。
翌日も、翌々日も残骸あさり、、、腐り始めてくさいのなんの、、で山田浄化たのむ、ってたのんだら
「腐敗を早めるのなら出来るけど、」 山田らしいなっ!!
ミケたのめる?
「OKにゃ!」と浄化で、鱗自体もきれいになってた。助かるわー。俺らも同時にきれいにしてもらってよかった、なんか腐敗臭が体に染み付いたような気がしていたくらいだったから。

ズタ袋12個。
まさかギルドに瞬間移動はまずいんで、荷車に乗せて俺と山田で引いていった。結構目立ったよねー。

なんで
「量が量なんで、売却額を3チームでわけて、口座に入れるようおねがいしときましたから」
と事後承諾で山さんと山梨さんに報告。
これでバレても、俺らだけじゃないと♪



半月ほど後、
いつものごとく俺と山田は暇で
ギルドで、ギルマス。

王都で、なんか古代竜が6頭討伐された!とかニュースになっているそうだ。
なぜ?
「最初におまえらが持ってきた中に、でかい牙多かったろう?一頭に2本だけなんで、あれで頭数わかるんだと。で、種類も鱗からわかる。大体の大きさも鱗や牙からわかる。
肝心の狩った時期だが、鱗や牙の根っこの部分から、最近だとすぐわかるそうな。
甥っ子は、ごまかしきれず、他国から譲り受けたと言ったそうだが、職人たちはそうは思わなかったんだろうなぁ、、持ち寄って検討したみたいだ。だがな、ここだってことは特定できないからな。」

「普通、古代竜討伐後、どんな感じなんですか?」

「祭り?討伐パーティーのパレード?領主やときには王家から叙勲?
かな?」

「「ぜってーヤダ!!」」俺と山田

「だよなあ、お前らなら、、」
「「うんうん」」


口外無用を絶対条件にして、
領主に領軍の装備用にどうかと持ちかけ、まだ残ったので、ここの領主と仲の良い領主のとこに売ってやっと捌けた。「普通、領主や国軍の将軍用の装備素材だ」、「まぁ、奴らに恩を売る形にできてよかったが、、」と。


古代竜の件は、これで終了。もうめのどうなんでやらない、と俺達は決めた。


「討伐されたあとが生々しいうちは、この近辺に古代竜は寄って来ないにゃ。」解説ミケ
「どんくらい?」
「んーー、100年位?」
すげーな、でも
「よかったー♪」
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