可愛くて仕方がない
文字数 1,427文字
-PM1時20分-
《茶畑-元橋通り》
スマホの画面には、大きく
『カンジ君』と書かれていた··
少し悩んで···
でも、自分もこのままは嫌だし··
私は悩みながらも、結局電話に出た
-PM1時40分-
《茶畑deかふぇ》
カランカラン··ッ
店内を見渡すと···
寧々は店の奥の窓際の席に座っていた
俺は···
こんな状況だと言うのに
いつも以上に遠慮気味な寧々が
可愛く見えて仕方がなかった··
不謹慎かな···
そして俺は、寧々の向かいに座り··
ちょっと沈黙になった時··
偶然、店員が沈黙を破ってくれた後
堰を切ったように寧々が口を開いた···
寧々は、あいつの事が気になっている··
聞きたいけど、聞きたくないと言ったような
感じで、下を向いてしまった···
そんな寧々ちゃんが可愛くて仕方がない
キンカンはちょっとだけタメてみたりして
困らせては、勝手に興奮する最低男であった