紅の大魔法使い

文字数 359文字

「いつかもう一度オレを呼んでくれよな。次に呼ばれた時にはもうちょっとだけおとなしくするぜ! たぶんだけどな! じゃーなーご主人様!!」
魔法陣の中心に立った使い魔は紫の煙に包まれて風とともに去っていったの。
そういえばアイツの名前を聞くの忘れてたよ。
バタバタしてたからね。
そもそも使い魔っていったいどこから来るのかしら?
使い魔の世界とかがあるの?
こっちから乗り込んで行くのも楽しいと思うよ(笑)
今度までにアイツの愛称を考えておかなくちゃね!
「おい、すず! 今すぐ校長先生のトコロへ行ってこい!」
寮に帰ってすぐテツさんに言われて校長室へ。
今回の評価はどうかしら♪




ねぇねぇ。
学校の壁に…
『紅の大魔法使い魔王すず降臨!』って赤ペンキでデッカく書いてあったよ。
やっぱりあの子の仕業だよね(汗)
校長先生に呼ばれたすずは大丈夫かな…。

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登場人物紹介

鈴音(すずね)


修道院の貧困を救うためにお金を稼げる大人を目指している孤児院出身の女の子。

努力と根性で高名な魔法学校に次席入学を果たした。

過去に壮絶な死別を経験しており、食べ物を粗末にする事を極端に嫌う。

明るく積極的で協調性にも優れ友達が多い。

しかし実は周囲の生徒と価値観が合わず、本当の友達と呼べるのはランカ一人しかいない。


演者:CHOCO鈴音

蘭華(ランカ)


すずねの親友で魔法学校を主席で入学した秀才。

天才肌で大抵の勉強は授業のみで覚えられる。

しかし将来に対して何の希望も目標も持てず悩んでいる。

明るく行動的なすずねに刺激を受けてうわさ話を追いかけている。

意外と抜けている一面も。

好物はラーメン。


演者:CHOCO蘭華

亀谷商店のトメさん


駄菓子屋の店主をしている蘭華のおばあちゃん。

とっても優しくて、すっごく恐い。


演者:無糖あず

※本作の監督です。トメさん役が見つからずピンチヒッターとして俳優デビュー。二次創作“君影草と魔法の365日”の作者。

消えた石像


とっても恐い形相をした石像。

魔法学校の玄関に2対飾られている。


演者:猫威ガーディー

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