第5話

文字数 576文字

引っ越しの多いい家庭であった。

最後の家は3億で作った家だと父も母も自慢げにいっていた。運送会社を起こしたのである。

八王子の駅からバスで30-40分以上かかる、ど田舎で2人は本当に夢を叶えたのだろうか?

段々会社の事で夜中に喧嘩をするようになり聞こえないように布団にもぐりこみ早く終わることを願いながら寝ることが多くなった。

新しい環境は順調ではなかった。運送会社ということでトラックが危ないと近所の人からの文句が風の噂で聞こえてきた。

うまく回りと調協すればいいのに父親は怒鳴り返していた。母親もフォローをしない。いつのまにか、

和田家は近所でも有名な厄介な家になっていた。

矛先は無害で反抗をしない子供。私たちになっていった。

私は、前の家から幼馴染がいたおかげで幼稚園はとても楽しく過ごせた。家に帰ると母親のヒステリックがあったがいつのまにかなれていくものだと思っていた。ただ、否定をする言葉はとても嫌いだったし、周りにいる大人の棘のある言葉も嫌いだった。子供は、大人が思ってるほど
頭が悪くないし、自分の身をまもるため周りの雰囲気に敏感である。
周りの大人の下から上を見る目も嫌いだった。私は、家族に笑ってほしくてテレビのなかの家族のようになって欲しくてピエロを演じることにした。

そうこれが一番最初の仮面をつけた時だった。
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