後書き

文字数 296文字

 この小説は随分前に、友人のまとりさんからキャラクターとベースになるアイデアをお借りして書いたものでした。自分は女性キャラクターを考えるのが悲しいほどに苦手で、彼女からアイデアをもらえなければ、主人公(シュプリー)も主役(ヴァイオラ船長)も女性という本作は、書き上がらなかったと思います。まとりさんには深く感謝するとともに、彼女の個性的なキャラクターやかわいいイラストは常に憧れの対象です。

 普段書かないタイプのストーリーを描こうとして地の文を丁寧語にしてみたのですが、読みにくくなったと後から反省しました。
 ここまで読んでくださった方がいらっしゃったら、本当にありがとうございました。
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登場人物紹介

シュプリー


入り江の海の底に住む人魚。

優しい心の持ち主だが、好奇心旺盛で頑固な性格でもある。

声を失う代わりに人間に変身し、陸の上に冒険に出る。

ヘイズリー公爵


入り江の町の領主様。

民を愛する穏やかな青年で、陸に上がってきたばかりのシュプリーを助ける。

巨大商社の搾取から領民を守ろうとし、暗殺されそうになる。

ヴァイオラ船長


海賊船エンパイア号の女船長。

自由と海を愛し、無暗な略奪や不要な殺生を避ける変わった海賊。

なりゆきからシュプリーとヘイズリー公爵を船に乗せることになる。

ゴルトリック卿


巨大商社南インド会社の支社長。

利益のためには手段を選ばず、協力を拒んだヘイズリー公爵に刺客を差し向ける。

一人娘にはかなり嫌われている。

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