最終話 これから
文字数 2,974文字
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爺さんは祭壇の中央に立ち、何かを話し始めた。
……
爺さんが合図であるかのように、こちらに目配せをした。
結弦葉は、爺さんの隣をめがけて、ゆっくりと歩み始めた。
聴衆がざわめきだす。
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・世界中の魔法少女達が集まれる場所を新たに作る。
→孤独であることが多い魔法少女が友好関係を深められるようにするため。
・ポイント制を敷き、依頼をこなす度に貯まる。
→魔法少女であるための”やりがい”を得られるようにするため。
・依頼をこなすと3P入る
誰かと戦い、勝つと4P、負けても1P入る。(対戦は一週間に一度、同じ人とは一ヶ月に一度のみ)(戦闘はお互いが合意すれば何度でも行えるが、二回目以降はポイントは加算されない)
・1P=衣装変更、武器変更
3P=好きなお菓子1つ
20P=300円以内のもの1つ
30P=対戦制限リセット
50P=1000円以内のもの1つ
100P=3000円以内のもの1つ
200P=10000円以内のもの1つ
700P=願いが一つ叶う(限度アリ)
(200P以上の使用は、結弦葉の許可が必要)
・魔法少女を辞める際、それに関する記憶は抹消されるが、魔法少女同士で築かれた友人といった対人関係は無くなることはなく、記憶が改変されてそのままとなる。
・変身後の衣装は思った通りの好きなデザインにできる。(変身時の姿は魔法少女以外には見えず、私服に見えている)
・武器は自分で選べるようにした。
・武器を出すこと、戦闘は仮想空間でのみ許可される。
・魔法は爆発魔法ではなく、回復魔法に変更された。(結弦葉の就任以降の魔法少女に適用)
・他者に魔法少女を公言することは最も重い罰則であり、強制除名となる。(友人関係も抹消)
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結弦葉が就任して、5年が経った。
結弦葉の職場
そう言うと、適当でラフな部屋着から引き締まったスーツへと服装が変わった。
結弦葉はシャウラと目を合わせると、魔法少女のもとまで駆けて行った。