120話 筑摩の祭

文字数 173文字

男が、
相手の女は、世間知らずと思っていたのに、
身分の高い男と、こっそり逢っていたことを
あとから知って、
 
 近江の 筑摩の祭りを 早くやらないかな
 そ知らぬ顔をしている あの女が
 男の数だけかぶるという 鍋の数を 見てみたい
 
   *
 
 近江(あふみ)なる 筑摩(つくま)の祭 とくせなむ
 つれなき人の 鍋のかず見む 
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