鎌倉のアパートの部屋で。

文字数 188文字

嗚呼、清浄な光だ。
こんな光を浴びたら、誰だって幸せになってしまう。
例えば、さっきまで誰かと争っていたとしても。

今、開け放たれた窓ガラスから入ってくる、
こんな安らぎに癒されてしまった。
泣いてそれに答えようか、
私は生まれて良かったんだと、
泣いてしまった方が楽なんだろうか?
この先、何度それに救われるのか?

嗚呼、今もまだ風の強さや寒さより、この光が私を包む、だから今は幸福と呼ぼう。

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