伊織と真那
文字数 1,080文字
《昇降口》
真那っ！
おはよー！
ｷﾞｸｯ
おっ、お早う御座います！
逢馬くんもおはよっ！
おー、おはよう
二人一緒に登校なんて珍しいな逢馬？
まぁね～
ﾊﾗﾊﾗ··
真那って確か独り暮らししてんだよね？もしかして逢馬くんと近いの？
え、えっと···
··そんなに近い訳では～··
···あんま聞かない方が良いかな？
俺達の関係なんて謎のままの方が面白いだろ奏良？
···って事は別にアオハルって事ではないんだよね？！
···へっ？！
そっ、そんな訳ないでしょ！！
···そっか
···········
なんでホッとしてんだよ伊織··
···········
あ··、いや··
············
·····伊織？
··真那は、あまり男性慣れしてないからさ、···でも逢馬くんは女の子からモテるでしょ？だから··
伊織··
···俺が遊び程度の感覚で十朱に近づいてると··、そう思ってんのか？
···そこまでは思ってないけど、私としては何でモテる逢馬くんがよりによって真那なのかなと··
··············
··それって然り気無くディスってますよね伊織？
ちっ、違····っ
まぁ··そう思われるのは俺の日頃の行いが問題なんだろうから仕方ないけど··
俺らにも色んな事情があんだよ
··その通りです。心配してくれるのは嬉しいのですが、伊吹君が私と一緒に居る理由はその様な話ではありません
···そっか、真那がそう言うならそうなんだね···、ごめんね逢馬くん
···いや、別に構わないぜ？
伊織··、その若さで老婆心燃すなよ
···私にとって真那は大事な友達なんだもーん！
っ！！！
·········
あっ、皆おはよーっ！
っ！！
七海！おはよ！
お、お早う御座います！
あっ！！
貴方が真那ちゃんだね？？
へっ？！
有り難うっ！！一樹と七海から全部聞いたよ！
私の身代わりになってくれたんだって···、本当にごめんなさい
いっ、いえいえっ！
大したことではありませんので！
···十朱ちゃんも、伊吹君も凄いよね
？？
一体何の話？
···さて、じゃあ俺は先に行ってるからな十朱
あ、はい··
あー、俺も先に行ってるわ
あっ、うん···っ！
私の名前は水谷 柚希！
今度何かお礼をさせてね！
あ···っ、わ、わたしは十朱 真那です··お礼なんて大丈夫ですので··
それじゃあ今度皆で女子会なんてどおかしら？きっと楽しいわ！
えっ？！
じょ··、女子会···っ
それはいいね！
真那と··、寧々も誘っちゃお！
うんっ！
その時にイオちゃんにも今回のこと全部話すね！
わぁっ！楽しみ！
宜しくね真那ちゃん！
は··っ、はい···
(女子会···、って何をするのかな··)
