『天冥の標VI』 宿怨 PART 2

文字数 542文字

『天冥の標VI』 宿怨 PART 2/小川一水

ついに太陽系を巻き込んだ大戦争がはじまり、とうとう〇〇化を決断するイサリ。人類初の他恒星を目指す宇宙船の発進、などなどの(どれも大きな)トピックの裏で、ひそやかに始まる不吉な流れがなんとも怖い天冥6の2冊目です。


ここからはネタバレなしでレビューするのは大変むつかしいので、ざっくり感想(いつもじゃん)で。


よくホラー映画とか見ていると、登場人物の視点を外から見るのでどうしても「あーーー、そっち行っちゃだめーーー!」って思うことありますよね、今回、あの感覚が何度か出てきましたねー。(まあ、その先を知っているからというのもあるんですけどw)


キャラが(まだ)若いから仕方ないのかもだけれども、あそこでこっちのほうに向かっていれば、こんな選択をしていれば、その先の未来は(そして太陽系の未来は)きっと変わっていたんだろうになあ。と思いましたです。


で、あるからこそ、この先にここを振り返って後悔しまくるキャラの苦い気持ちに感情移入できるのですけれど。


そんな意味で、環境と運命に翻弄されるキャラの内面とその変化に注目の6年2組(違う)でした。


あ、もちろんおもしろいですよー。

というわけで次はパート3!

Original Post:2019/02/10
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