第2話 我が家にネコがやって来た(2)

文字数 1,805文字

9月にねこを初めて飼いました。耳のカールしていないアメリカン・カール。長男がペットショップで「出会って 」しまい我が家にやってきた子です。

突然飼ってしまったので(半年ほど前から飼いたいとは思っていたのですが)ココロの準備はあったもののねこグッズの準備は全くしていなかったので、ねこを購入してペットショップを出たその足で一番近いホームセンターへ直行 。
次男とねこを車に残し、主人と長男そして私はとりあえず必要なケージ・トイレ・猫砂・首輪・移動用のキャリーなどを購入するために店の中へ。 ねこがいるのであまり長居はできないと3人で手分けしてそりゃあもう必死 で次々とカートへグッズを入れていきました。
その中で一番困ったのがトイレと猫砂。種類が多く、どれを買えばいいのか全くわからない 。3人でウロウロ。とりあえず聞いてみよう、ということになり、近くにいたスタッフに声をかけました。
「あの・・初めてねこを飼うのでちょっと教えてもらいますか 。」
40代くらいの女性のスタッフは、ねこのトイレについてとても簡潔に教えてくれました。
そして自分の経験から(ねこを20年ほど、複数飼っているとのことです)使ってみてどうだったかということも教えてくださいました。
そこでその意見を参考にトイレを決めることができました 。
するとその女性が、私たちが購入しようとわきに置いておいたケージを見て
「あのぉ・・ケージは1段のをお買い上げですか ?」
と言うので、
「はい・・そうですけど。」
すると、
「お飼いになるねこちゃんは若いねこちゃんですか ?」
と言うので
「はい、生後2か月半で今車に乗ってるんです。」
と言うと、
「え!そうなんですか。あら、じゃあ大変!お急ぎですね。えっと、ケージにはどんなときに入れる予定ですか ?」
「あ・・夜 寝るときとか留守番させるときとか、て思ってるんですけど。」
「ねこちゃんの場合、特にケージがなくても飼うことはできますが、もしケージに入れておかれることが多いのでしたら、そんなに若いねこちゃんですとケージは3段くらいないと将来的にはだめだと思います。」
「ええ!!3段!?」
彼女の指差す3段のケージを見上げながら絶句してしまいました 。
「ねこは上下運動 するものなので、これくらい用意しないとストレスがたまると思いますよ。」
私の頭の中には、今車の中にいる手のひらに乗るほどの小さくてやわらかなねこの姿が浮かんでいました。
「今は小さいですけど、すぐにぴょんぴょん高いところに乗るようになりますよ。今うちで飼っているのはもう2匹とも10才以上なので、2段に減らしたんですけどね。今1段買ってもすぐに買い足すことになりますよ。」
「はぁ・・ 」
その方のいうことは納得できたのですが・・見上げるような3段のケージを見ると、ちょっとボー然としてしまって。

彼女が去って行くと主人が1段のケージを戻し始めました。
「・・3段にするの?」
私が聞くと
「どうせだったら最初からにしたほうがいいじゃない。それにほら見て、今日まで3段安いみたい。」
見ると通常より1万円ほど安くなっています。その3段の在庫は最後の1つ。。やっと決心がついて購入することに 。でも、これは後にとてもいい買い物だったということがわかったのでラッキーでした。

買い物を済ませ、大急ぎで車にもどると
次男がプチパニック。
「あ~やっときた。もう限界だよー 」
次男が言うには私たちが行った数分後、ニューニューと小さく鳴き出し、やがてにゃーにゃー。
最終的にはにゃぁ~にゃぁ~とひっきりなしに鳴くもので、それはもう~辛かったようです 。でもがんばってくれたおかげで、その晩はねこも落ち着いて過ごすことができたようでした。

飼い始めて・・犬しか飼ったことがなかった私には新しい発見ばかり。
まず驚いたのは、臭くない 。・・・ていうか無臭。犬は結構臭うので、これにはびっくりでした。思春期を迎えた息子たちのほうがときどき・・・おっと・・これは禁句です。

それから、生まれて2か月半で我が家にやってきて特に教えもしないのに、その日の夜に新しいねこトイレで用を足し、そしてその後現在に至るまで一度も失敗がない !これもすごいですよね、驚きました。ホント手がかからない。
ただ、我が家のねこちゃんはトイレの後、
ゴーカイに砂をかくのが好きらしく、猫砂がケージに散らばるのがちょっと困りものですが。




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