音楽だけが触れられる聖域☆

文字数 1,430文字




 いらっしゃいませ。そしてお帰りなさいませ。

 庄内多季物語工房へ、ようこそおいで下さいました。

 さて、今宵は、物語収穫人である私、佐藤美月が感じている、音楽だけが触れられる聖域があることについて、お話してみたいと思います。

 私達の心の中には、音楽だけが触れられる聖域が、存在しているように思います。

 それは、繊細な造りの彫刻作品に例えるなら、決して指先では触れることの出来ない、数ミリ単位の細かい凹凸のようなものです。

 その部分に溜まった塵や埃は、刷毛のような物で取り除くしかありません。

 そして、その刷毛の役割を担ってくれているのが、音楽なのだと感じます。

 それらの塵や埃は、ヘビーローテーションで親しんでいる音楽で取り除けることもあれば、久し振りにひょっこりと思い出した音楽で、思い掛けず綺麗に取り除ける場合もあります。

 そういった感じで、実に十数年振りかに思い出し、久し振りにCDを取り出して聴き返してみると、そこに含まれている歌詞が、そのまんま今の自分に対するメッセージになっていたり、現在の心境を代弁してくれていることがあるものです。

 先日、久し振りに思い出した楽曲を、カーステレオで流しながら、目的地までドライブしました。

 その間に、心の襞に溜まっていた塵や埃が綺麗に取り除かれ、新しいエネルギーが満ちてくるのを感じました。

 やがて目的地へと到着し、車から降り立ち、ふと夜空を見上げたら、その降るような満天の星空に、リフレッシュした心がすっぽりと抱かれるような心地がしました。

 ちなみに、私が久し振りにひょっこりと思い出した懐かしの曲をご紹介致します。

 それは、B’Zの『RUN』です。

 現在の心境を、実にリアルに代弁してくれています。

 ボーカルの稲葉さんが選び取る言葉達は、胸にひしひしと迫るエネルギーを放っています。

 ここに歌詞を引用しておきますね。


 『RUN』

 よくまあここまで俺達 来たもんだなと
 少し笑いながら お前煙草ふかしてる
 何もないところから 頼りなく始まって
 数え切れない喜怒哀楽を共にすれば

 時の流れは妙におかしなもので
 血よりも濃いものを作ることがあるね

 荒野を走れ 何処までも
 冗談を飛ばしながらも
 歌えるだけ歌おう 見るもの全部
 なかなかないよ どの瞬間も

 涙腺の良く似た奴が集まるもんだなと
 明け方に酔いながら ふと思い付いても
 これは一生の何分の一なのかなんて
 良く出来た腕時計で計るもんじゃない

 約束なんかはしちゃいないよ
 希望だけ立ち上る だからそれに向かって

 荒野を走れ 傷ついても
 心臓破りの丘を越えよう
 飛べるだけ飛ぼう 地面蹴りつけて
 心開ける人よ 行こう

 人間なんて誰だって とても普通で
 出逢いはどれだって 特別だろう

 誰かが待ってる 何処かで待っている
 死ぬなら一人だ 生きるなら一人じゃない



 あなたとの特別な出逢いに感謝します。

 それでは、今宵も最後までお付き合い下さいまして、誠にありがとうございました。

 またのご来訪を、心よりお待ち致しております。



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