あらすじ

文字数 195文字

　努力家で順風満帆(じゅんぷうまんぱん)な人生を歩んできた会社員、小嶋雄太は「できて当然」を周囲にも求めがち。娘のかすみは親の期待を一身に背負い、進学校に通うが、ある時、息切れを起こしたように不登校となる。さらに、妻の夏子が、心労と仕事の疲れから倒れてしまう。
　毎日を無為に過ごす娘が許せない雄太と、立ち直るきっかけが見つからないかすみ。ふたりの生活が早くも破綻(はたん)するかに思われたある日、かすみの体に異変が起こる。

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