第62話 3国

文字数 2,742文字


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「暇だー」うん俺もそうだよ?
「神山、なんかやって?」
・・・・・手のマジック、親指切断っ!!!
「・・・・・」山田
「「「おおーーー!!」」」
他の客に受けた、、、って、これやって受けたの初めてじゃね? いいね、純真って♪


「お!山だ!!山が見える!!」
なんだ自分を呼んだんじゃないんだ、、山田だからなんかやってくれるのかと一瞬期待したのに、、

「えーと山田くん、うちの街からも山は見えるよ?」
「えー、違う山じゃん?」
「あー、たぶん同じ山、、だって出発してからまだ数時間だ」
・・・・
「旅行気分台無しぃー」
なんだそれ?


「お!川だ!川が見える!!」
「芸名川田にするか?ペンネーム谷田、ハンドルネーム町田、街なのか田んぼなのかはっきりしろやっつ!!!
ってさー。」
「何言ってるの?」
「いや?何でも無いよ?空耳だろう?みみあかつまってるんじゃないかな?」
ほじってるほじt,、、「きったねぇっ!!ぼろぼろだしてくんじゃねぇ!!」
「ほんとだ、すっげーつまっている、、、」
「マジックかよ?」

よほど暇な山田くん、こんなペースだと俺がツッコミ疲れてグロッキーになるのは早そうだ。


俺達はやっと3の国に入って最初の町に着いた。

「なんだかんだで、一日で国境越えちゃったんだなー」
「うん、神田も来ればよかったのにねー」
「まぁ、、このくらいなら持ったろうなぁ、、」
などと言いながら宿に入る。一階の食堂には結構客が居る。ああ、正解。ここにしよう。

「部屋ありますか?」
「え?あんたら2人で?」
「??ええ、、」
「まぁ、そういう趣味でもここらは許容されるからな。で何時間?」
・・・・・
「あの、、そういう宿なの?ここ、、」
「あ?そうだよ?あっはーーんとかうっふーんとかする宿だよ?」
・・・・
「んじゃ、この食堂にいる人達も?」男ばっかである
「いやいやいや、こいつら飯食いに来ているだけだ、」
「フツーに泊まるってのもできるの?」
「ああ、できるちゃーできるが、、あっはーんとかうっふーんとかうるせーぞ?」
「あんちゃん、俺達は隣の宿に泊まってるんだよ、ココは飯が美味いんでこの街に来るたんび、ここで食っているんだよ」客A
・・
んじゃ、フツーの宿やってろや、、
「あ?やってるぜ?(あれ?口に出してた?w)隣がフツーので俺が持ち主。一階はおれんちにしてるんで食堂はない。」
・・・
んじゃそっちで、、、
なんか納得行かねぇ、、、
「おー、俺もだ」山田。たぶん納得の位置が違うと思うけど、、

部屋のキーはその帳場から出てきた。
「ヲイ、、最初っからそれ出しゃよかったんじゃないのか?」
「あんちゃん、そいつは新顔来たら毎回同じことやってるんだよ!あーっはっはっはっはー!!」客A
「「あーはっはっはー!」」俺達
「晩飯サービスなっ!!」
「お、、おう、、、」
よし納得!!

確かに飯は美味かった。小田に少し劣るくらいだ、かなりのもんだろう。
「確かにうまいっすね、性格があれなのにうまい飯つくれるんっすねぇ、アレ」
「おう!だろう?ココに慣れちゃったらなぁ、、他じゃ物足りねーよな?」客A
「「「だなぁ」」」客モブ


寝静まった夜中
どん・・・どん・・・かちゃーん、、ぼそぼそぼそぼそ・・・
窓の外を人魂のようなのが舞う
「バリア、部屋内、遮音で」
朝までぐっすり

おはよーっす、
朝飯を食いに隣の食堂に。
目の下に隈を作ったおやじが皿とカップを持ってきた。
「よく眠れたか?」
「「ぐっすり!!」」
「あー、そらよかったなー」
ふらふらしながら戻っていくおやじ。
客Aが俺らをじっと見ている、、
「なにかあるんすか?」振る
「まじ、ぐっすり?」
「うん、まじぐっすり!!」
「なんか、出なかった?」
「出たけど無視、遮音したんで、、」
なるほどなぁ、、という顔になった客Aじいさん、
「マスター、あんた、完敗だなーwww」

「わざとらしすぎ。マイナス10点」
「脅すのか、追い出すのか、さまよっているだけなのか?設定がまったくないのでリアリティがまったくない。マイナス30点」
「音が悪いし、意味分からん、マイナス10点」
「声も、一部くらい聞こえないと意味不明なだけ、マイナス20点」
俺らが評価付けしてやった

「大体、室内に何か怖い姿が浮かび上がるくらいしないとなぁ?」
「だよなー」

・・・・・・・・客達+マスター

「「「あ、あんたらの名前を聞いていいか?」」」客達
「俺は山田神!ネコ神さまに仕える物っ!!」ボコっつ!!
「あー、こいつ妄想癖強いんで無視してていいから。で俺は神山、七不思議の一つ」
ほおーーーっ!!
フッ、ニヤッ(俺)
(たいへんだよへんたいかよ、へんたいじゃーなぁ、、ああ、勝てねーよな?、うん、俺らには無理だよ、、)
・・・・・・・・・
「この街、燃やしていいかな?」
へへえーーー! 皆土下座して謝った。



面白そうな街なんで少し滞在してみることに。



市場

「これ何にゃわん?」
「ああ、これは・・」店主
あ、ニャワン人って喋れるんだ、、まぁそうだよなぁ、、にゃわんにゃわん言ってるだけじゃ意思疎通できねーもんなー。

「これなんだっぴー?」
「コレはアレだ、その、食うものだ」
「うまいのぴー?」
「・・・どっちつかず、かな?」
「そなのかぴー、、んじゃ2つくださいぴー」
あ、、、でも尻尾とアホ毛がある、、獣人かぁ、、間違えそうになる語尾だなー
「あ!にしむ・とも・むぐむーーー!!」
思わず山田の口を押さえて止めてしまった、、
「うん、そうだ。俺もそう思った、だが見ろ!尻尾とアホ毛がある、写真でしか見たことないけど、あれとは別人だ」
なるほろ、、

「じょーちゃん、んじゃあと2つおまけだ、全部もってけ!」
「うれぴーっ!!!」

「そうじゃん!あたりじゃん!!あのアホ毛も尻尾も付けてるだけじゃん!!」
俺もそう思いたいぴー、、、、
得体の知れないものを売り切った店主、グッドジョブだ。 んなもん仕入れるなよ、、



「これ、何だっちゃ?」
げっ、、あいつ、なんでこんなと、、
色が違う、、別人・鳥?何?種族的な語尾?・・・・
観察したくなったw

「これかい?これは、こーして、こーやって、こーするんだよ、、」
「こーして、こーしてこーして・・」
「違う違う、最初から違ってるけど、、こーやってみ?」
「こー
「いや、こー
「だからこー
「・・・じょうちゃん、他の店行って?」

wwww種族的資質かよwwよく今まで種が絶えなかったもんだwwwwww
ぜってー近寄んない


「あーんアレかってー!!!」
「ダメだって行っているでしょう!!」
「いやだー、ほしーーーーっつ!!」
ああ、よくあるなーw
おもちゃとかおかしとか、ねだったよなー
で、何を欲しがっているのかな?

子供の指差す先
マンドラゴラ飼育セット

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