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文字数 851文字
ケイは結の手を取り、立ち上がらせる。
エマは目をウルウルとさせ
と言って両手を合わせる。
ケイは困惑している結に優しく微笑む。
結はニコッと笑って会釈をする。
なんというか結の語彙力がなさ過ぎて悲しくなってきます。しくしく。
エマはニコッと笑ってからケイに抱き着きキスをするが、ケイは今までの笑顔が嘘かのように顔を歪め、エマを強く払いのける。
ケイはエマを睨みつけながら声を荒げる。
ケイの表情がドンドン険しくなっていく。
ケイは大きな声で怒鳴ったと思うと目を細くし、エマに軽蔑の眼差しを向けながら口をゴシゴシとふく。
エマは
といって大粒の涙を流す。