知っているか? 8月に始まった新連載マンガは100本以上あるぞ

文字数 8,539文字

諸君、まずはこちらを見てほしい。


https://www.mangiren.jp/shinrensai/1708shinrensai/ 

これが8月に始まった新連載マンガだ。見た瞬間にギョッとしたことだろう。恐ろしい数だ。実に100本以上の漫画が一月の間に始まっているのだ。
このリストは当会のスタッフがめちゃくちゃ頑張って作ったものだが、これでも全網羅ではない。専門誌でこっそり始まっている漫画なども含めれば、おそらく一月の間に150本ほどの漫画が新連載しているのではないかと思われる。すごい数だ!
それで、当マンガ新連載研究会の月例勉強会の関係で、おれはこのリストに載っている漫画を片っ端から読んでいったわけだ。勉強会自体は昨日無事に終わったのだが、せっかくなので、読んだ漫画の感想などを一言ずつでもいいから残していこうと思うのだ。
なお、雑誌でしか読めない漫画は基本的に読んでいない。とにかくめちゃくちゃ数が多く、Webで読める漫画を読むだけでも疲弊困憊してしまい、さらに雑誌を買おうという気になれなかった。分析対象がWeb漫画に偏るのは問題があるので、これは当会の今後の検討課題でもある。

【殺彼-サツカレ-】

http://www.kurage-bunch.com/manga/satsukare/ 


イケメン殺人鬼漫画。出て来るイケメンがたいてい殺人鬼で、読者(主に女性か)が「推し殺人鬼」を選ぶ感じの作品と思われる。スタイリッシュ殺人鬼ではなく、一話の殺人鬼はDVヒモ男のガチクズ殺人鬼。


すさまじい「世も末」感あふれる作品であるが、企画自体は理解できる範疇。少女漫画によくある「キャー、イケメンに突然レイプされちゃった、好き(はぁと)」の延長線上だと思う。どうも一定の女性読者にはイケメンからの被虐願望があるようだ。


「少女漫画みたいにイケメンにレイプされたいですか?」というアンケートを以前行ったことがあるが、「妄想ではアリだけど現実では絶対イヤ」という声が多かった。ともあれ、フィクションに限れば、こういう企画性は全然成り立つものだと思われる。

【おタエさんは今日も食べたい】


チャンピオンはおうちに届いてるので、雑誌だが例外的に読んだ。タイトルからは女子高生ほのぼのグルメ日常漫画っぽいが、実際はオカルト食人漫画でハード。作劇はロジカルでキャラ性もストーリーに沿っており分かりやすいが、キャラ性がやや弱い。

【スペースノンフィクション】

https://t.co/gkOoXcyfbB


クラスメイトが実は宇宙人でした的な作品。話はロジカルで、目線キャラの心情変化も分かるのだが、目線キャラの初期の企みが邪悪で、ストレスに弱い現代読者的にはどうなんだろうか。


最初はクズ寄りの目線キャラや主人公が、別の主要人物との出会いを通じて改心というか行動を改める、というのは基本的な作りではあるんだけど、あんまりクズさがキツいと改心してからもその印象に引きずられちゃうんだよな。どうなんだろ。

【愛されるより○されたい】

https://shonenjumpplus.com/episode/13932016480028946307 


主人公がクズ系漫画。マジでクズなので、この主人公がどういう目に遭おうと一切興味がないのだが、それでも二話を読ませる力があった。今月の勉強会ではこの謎がクローズアップされた。


「主人公が魅力的だから主人公の行動を追っていきたい」とは全く違う動機が働いて第二話を読ませている。ヒロインの「動機」の謎がポイントだと思う。そこに「死」という非日常が絡むことで、動機のミステリー性が強調されているのではないか。


つまり、「この女の子はなんで人を殺してまで、このクズ主人公に接近しようとしてるの? 何が目的なの?」というミステリーだ。ここで人が死んでいなければ、「まあなんか目的あるんでしょう、知らんけど」となって二話を読ませられなかったと思う。


【わがままハニイホリック】


雑誌。スクールカーストのクイーンビーがサキュバスでした、という作品。この子と主人公(ナード層)の関係性だけだとそうでもないんだけど、ジョックの王子君、上井君(うぇーい、か?)の存在と立ち位置が微妙に気になる。

【路地裏パンチ】

https://shonenjumpplus.com/episode/13932016480028949273 


路地裏の吹き溜まりをねぐらとするアウトローたちのところに金持ちの少女が訪れてなんやかんや。あらすじだけだと面白そうなんだけど、期待していたダークさはなく、全く食指が動かなかった。

【漫殺-マンコロ-】

https://shonenjumpplus.com/episode/13932016480028958412 


漫画家志望ながらもほぼ挫折しているアラサー男が漫画デスゲームに巻き込まれる話。当会の会員には人気が高かったが、個人的には全くピンと来ないし、面白いとは思えなかった。


デスゲーム系は「この与えられた状況で、どうやって切り抜けるか」というシミュレーション的な部分を期待して読んでしまうので、「漫画で勝負」となると、そういった工夫の余地がなく、次回への期待感(想像)が働かないためだと思う。


ただ、デスゲームにおいては主人公の動機が希薄になりがち(「生き延びたい」は消極的な動機に過ぎない)なのに対し、本作では本来の積極的動機である「漫画が描きたい」が「生き延びたい」とイコールになっており、構造的には新しい試みと言える。

【モネさんのマジメすぎるつき合い方】

https://shonenjumpplus.com/episode/13932016480028954152


恋人(♀)がなんかズレてて日常で困る的なラブコメ。エロさはあったが、二話を読ませる程のパワーはなかった。

【死因とあそぼ!】

https://www.mangabox.me/reader/58229/episodes/ 


ラプラス的なアプリにより近未来予測が可能になった世界で、死を可視化するアプリの開発により死が暴走し、人を襲い始める……という、これまたあらすじだけだと非常に面白そうな漫画。


「アプリ上で死が可視化される、のは何となく分かるとして、可視化された死が暴走するってどういうことなんだ??」とSF的な興味でワクワクしながら読み進めると、単に「死」がモンスターとなって襲ってくるだけでもんにょりする。

【逝けない彼女のお手伝い】

https://t.co/qxdnKiAVV3 


幽霊が見える男の子が地縛霊の女の子の友達作りを手伝うコメディ。雰囲気がゆるいので気軽に読めるし、面白いが、二話を読ませる強い力はない気がする。期待感が薄いせいか?

【人馬】

https://t.co/6JCZamAAlc 


古代日本にケンタウロスがいたら、みたいな話。人間とのハードでシリアスな関係性など、落ち着いた雰囲気もあって結構楽しく読めたが、二話は読まなかった。

【最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?】

https://t.co/WEUw6ADLcs 


異世界転生したら鑑定士になってた話。この手のなろうっぽい異世界転生ものはタイトルを見るだけで辟易するのだが、実際読むと結構面白いことが多く侮れない。


この作品はおれたちの「ゲーム中で調べたアイテムにちょっとした解説テキストが付属してるとうれしい」という感覚を満足させてくれる。身の回りの物がデータ化されて示される、というのは地味だが夢がある。


また、異世界転生した直後の状況から手持ちのスキルでサバイブする流れも、ちょっとしたものだがシミュレーション要素が満たされた。そう、こんな感じでナメて掛かってても意外と面白いのだ、異世界転生…。

【 せせらぎ荘のこころちゃん】

https://t.co/Aszzyb383q 


女子高生の大家さんが疲れたサラリーマンを甲斐甲斐しく色々してくれる漫画。個人的には刺さらなかったが、企画趣旨は分かる。仕事から帰ったら女子高生に色々されたいよな。分かる。

【風都探偵】


雑誌。仮面ライダーダブルの続編的な作品なんだけど、原作を知らないと思いの外、分からない。「原作見てたらきっとここで感動するんだろうな」的なところでさっぱり感動できない。原作の続編って結構難しいなという実感。

【屍領域】

https://www.mangabox.me/reader/58191/episodes/ 


主人公クズ系マンガ。これも主人公に全く魅力がなく、こいつがどうなろうと全く知ったこっちゃないのだが、それでも二話を読ませる力があった。


「愛されるより○されたい」との共通点は「明らかに謎を抱えている女」「主人公がクズ」「死が絡んでくる予兆」。第二話を読ませる漫画の作り方として、今回の勉強会でのメイン議題となった。


ちなみにこの作品は三話まで読んで作品の方向性が(なんとなく)把握できた時点で、次を読みたいという気持ちが一瞬でゼロになった。二話まではすごく次が気になってたのに。色々な難しい問題がここにはある気がする。


【キル アイ】

https://t.co/YpDn0341ce


殺し屋が復讐行為中の少女と出会う話。ピンと来なかった。これの読者ターゲットはやっぱり女性なんだろうか?

【 最高は俺のアヤカ 俺のアヤカは最高】

https://t.co/yJdqueTUXa


田舎のコンビニ前でバカップルがバカップル極まる会話を繰り広げるだけの会話劇。面白い。おれと妻が読んだ後、しばらく二人で「アヤカごっこ」をしてしまったくらい面白い。


本作は当会会員の作品なので身内贔屓と思われそうだが、実際面白いからな…。漫画読んで作中の真似をしちゃうとか、ドラゴンボールのかめはめ波以来である。単におれと嫁が仲良すぎるだけかもしれないが、えへへ。

【Wake Up, Girls! エターナル・センシズ】

https://t.co/nGTiV0VV7y


何かの作品(漫画?)の続編らしい。ここから読んでも全く分からない。

【最強魔法師の隠遁計画】

https://t.co/1MXloaIOKk


まさに!という感じのなろう感あふれるタイトルで読む前から辟易させられるが、先述の通り、なろう系は実際読むと面白かったりするので侮れない。が、これはそうでもなかった。


1話の段階では期待感が薄いのがネックなのだろうか。チート級にすごい主人公が学校に入学して何が起こるのかがぜんぜん想像ができない。こういう文脈の作品を読み慣れている人なら、この段階でも期待感があるのかもしれないが。

【 蓬莱トリビュート 中国怪奇幻想選】

https://t.co/AzC4Prbx1c


中国の怪奇幻想譚のコミック化。個人的にはかなり好き。というか、昔の怪奇幻想譚は基本的に結構面白いんだよな。まあ、面白いのだけが残ってるからかもしれないが。


時代劇とか、こういう大昔モノの良いところは、現代の価値観とは切り離して作中世界を楽しめることで、ここで描かれる倫理観も現代に照らし合わせればどんなもんかとなるけど、だって古代中国だし……ということで、そこはエポケーできる。


しかしでは、この漫画の二話を追いかけて読みたいかとなると、そうでもないんだよな。そこまでのパワーはないというか。単行本であったら読むとは思う。

【殺し屋2+1】

http://piccoma.com/web/product/1086


二人のイケメンの殺し屋が何も知らない男の子と同居してる話。これも2話を読んでしまった。何があっておれが2話を読んだのかと考えると、やはりキャラではないか? この漫画のキャラはよくできてた気がする。


作品自体はおそらく女性向けで、おれはあんまり読者層としてはマッチしてないのだけど二話を読んでしまった。描写にリアリティを感じさせるところがあって、そこも読ませる上で大きかったのかもしれない(リアリティ面はだんだん怪しくなっていく)。


ちなみに「二話を読ませた」を評価の一つの軸としているのは、山のように新連載漫画があって、「読んでも読んでも終わらねえ……」ってなってる状況で、なお自分から次の話を読んだわけで、これは相当作品にパワーがあったんだろうな、ということです。

【黒猫クインキャット】

https://web-ace.jp/youngaceup/contents/1000039/


黒猫(といっても人間みたいな猫の妖怪)がなんか怪異とバトルする異能バトル。個人的には全く引っかからない。「オカルト要素入れてるけど、結局よくある異能バトルっしょ」みたいな。


「屍領域」もだけど、「ああ、そういう漫画ね」となった瞬間に興味が薄れる。しかし、これには全く逆の視点もあって、それは後に「ばけむこ」を評する時に一緒に指摘したい。

【LIFE GAME】

https://t.co/7eR7dpVCd5


当会を震撼させた作品。ザ・デスゲーム! 主人公はどこにでもいる高校生。拉致されて密室。知らない男女。そして爆発する首輪……。掲載時期を20年間違えたのでは? 編集部の意図が全く読めない。

【ばけむこ】

https://t.co/nzYwsYKAr0 


女子が早死する家系で男装して育ったヒロインが、大なめくじの妖怪と結婚する話。今回読んだ新連載漫画の中で個人的には一番おもしろかった。何が良かったかというと、これが言語化しづらいのだが…。


一つには、妖異vs妖異という構図があると思う。主人公は大なめくじと結婚することで、なめくじ勢力の妖異の庇護下に入ったんだよね。主人公の家系が受けている呪いの正体は「人でも妖でもない」とのことで、異なるロジックの妖異にどう対処するかというワクワク感。


いわばグレイが口裂け女と戦うようなものだ。グレイは宇宙人だしオカルトだけど(宇宙人が物理的存在だとしたら)結局は物理的存在なので、都市伝説的存在とはロジックが異なってくるわけで。その怪異の交わりに期待感が出てる。


妖怪との結婚により庇護を受けるリスク&リターンもグッと来る。人生を狂わされながら、人生を狂わす要因へ対抗しようとする構図というか。結婚という契約行為のスリリングさとか、そこにレズ味も入ってきて倒錯感がすごい。


そして、最後はやっぱり雰囲気だろうか。この漫画には「妖異のいかがわしさ」が残っている。人知を超えたオカルト存在のいかがわしさ。大なめくじも女子短命の呪いも、ちゃんといかがわしい。


黒猫クインキャットも構図的には「妖異vs妖異」なんだけど、あちらでは「異能力の根拠を妖異にしただけの異能力バトル」になっていて、ロジックがスッキリしてしまい、オカルトのいかがわしさがなくなっている。「理解できる妖異」なんだよな。


しかし、ここで問題になってくるのが、「ばけむこ」は決して会員みんなから肯定評価を得たわけではないことで、むしろ黒猫クインキャットの方が「どういう漫画かわかりやすくて読みやすい」という声もあるんだよね、実際。


「ばけむこ」はおれにはすごく刺さったんだけど、これがどのくらい一般的評価を得られる作品なのかは全く分からない。


【駅メモ!‐みろくのマスターレポート‐】

http://yawaspi.com/ekimemo/index.html


くみちょうさん! 連載おめでとうございます!! スマホゲーム『駅メモ!』のコミカライズ作品。…が、分からん! 元となったゲームありき、と言った感じは否めない。


いや、分かる。概ね分かる。分かるんだけど…ここぞ、という部分で「元のゲームがそうなっているから」というニュアンスが滲んでて、漫画単品で見るとやや感情移入が阻害されてしまう。「風都物語」もそうだったけど原作モノ難しいね!

【ららマヂ!】

https://t.co/NdlTiGoipj


こちらもソシャゲからのコミカライズ。元のゲームを知ってたら面白いんだろうな、という感じで、これだけ見ても全く分からない。

【Dr.吟子はただいま痴療中】

http://www.nihonbungeisha.co.jp/goraku/ebook/drginko_egg_01/#target/page_no=1


女医が彼氏のインポを治療する漫画。えろい。お尻に座薬を入れたりする。えろい。

【同棲生活~社会人百合編~】

https://t.co/B7IUONbvh3


概ねタイトルそのまんまの内容。いくつかオチの分からないネタがあって、「おれのレズ好きレベルは意外と低いのか…」と謎のショックを受けるなど。

【君の名は。Another Side:Earthbound】

https://t.co/dJxEJmTaSf


「君の名は」はなぜか分からんが全く見る気がしなくて、漫画もなぜか分からんが全く読む気がせず、実際読んでも何も感想が出ない。まあ、そういうこともあろう。

【今日からCITY HUNTER】


雑誌。シティハンターそれほど好きでもないし、よく覚えていないのだが、それでも最後に冴羽遼が見開きで現れた瞬間にカタルシスがあったので、話の組み立てと演出が上手いのだと思う。もしくは原作の力なのか。

という感じである。女性向けの方はちょっとサボらせてくれ。


みんなも


https://www.mangiren.jp/shinrensai/1708shinrensai/ 


このリストを見て気になった作品があったら読んでみてね。おれのオススメは「ばけむこ」だけど、一般的にウケる作品かどうかは全くわからないよ。

ちなみにマンガ新連載研究会(https://lounge.dmm.com/detail/284/)の8月定例勉強会で取り上げられた作品は以下です。


【ごとう先生推薦】「漫殺-マンコロ-」へちぃ先生(少年ジャンプ+)

https://shonenjumpplus.com/episode/13932016480028958412

【ごとう先生推薦】「LIFE GAME」原作:uta 漫画:ナデ・タクセ(マンガボックス(web))

https://www.mangabox.me/reader/58232/episodes/

【ごとう先生推薦】「最高は俺のアヤカ 俺のアヤカは最高」八鷺一郎(となりのヤングジャンプ(web))

http://www.tonarinoyj.jp/manga/oreaya/

【架神恭介推薦】「愛されるより○されたい」ユーキあきら(ジャンプ+)

https://shonenjumpplus.com/episode/13932016480028946307

【架神&ごとう推薦】「屍領域」大前貴史(マンガボックス)

https://www.mangabox.me/reader/58191/episodes/

 【架神恭介推薦】「ばけむこ」枝屋初(Alterna pixiv)

https://comic.pixiv.net/works/3755

【会員投票枠】「逝けない彼女のお手伝い」中原開平先生(マンガPark)

https://manga-park.com/title/138

【会員投票枠】せせらぎ荘のこころちゃん そらあお

https://cycomi.com/title.php?title_id=67

【会員投票枠】「オネェ女王と白雪姫」あずさきな(ビーズログCHEEK)

https://comic.pixiv.net/works/3802

「屍領域」と「愛されるより○されたい」は、どちらも主人公に好感度がないのになぜ2話を読ませる力があったのか。

「漫殺」「LIFE GAME」などのデスゲームとの共通性は?

人はストレスを求めて漫画を読むのか?

一方で「最高は俺のアヤカ」や「せせらぎ荘のこころちゃん」のような癒やし枠もあり、読者はストレスと癒やしのどちらを求めているのか。

また、漫画から受ける「良いストレス」と「悪いストレス」は?


そういったことが主な議題となりました。

【宣伝】


マンガ新連載研究会、次のイベントは横山了一先生をゲスト講師にお迎えして「漫画家がSNSでメシを食う方法」を9/10にやります。横山先生はバズらせては連載を獲得したり単行本を発売してるすごい人です。


なお、SNSマンガ家群像劇「アオイトリデ」の作者、やまもとありさ先生からもイベントに向けてコメントを頂いております。


「かつて私は、自分の漫画でメシを食う事より、バズり倒している漫画をおかずにメシを食ってばかりいました。次第に画面が滲み、しょっぱくなっていったあの白飯の味は今でも忘れません。そこの君、スマホを閉じて今すぐ机に向かってください!」(やまもとありさ)


とのことです。やまもとありさ先生、ありがとうございました! 机に向かいつつイベントにも来てね! 「漫画家がSNSでメシを食う方法」は9/10に六本木にて!

https://www.mangiren.jp/shinrensai/170910sns_event/

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登場人物紹介

■架神恭介

作家、漫画原作者。
マンガ新連載研究会の共同主催者。
過去に連載した漫画は二作とも打ち切られたが(『放課後ウィザード倶楽部』『こころオブ・ザ・デッド』)、その分、並々ならぬ経験値を得ており、おれの発言は傾聴に値する。

■ごとう隼平

漫画家、東京ネームタンク講師。
マンガ新連載研究会の共同主催者。
人さまの作品に対して、架神が後先考えず好き勝手なことを言うので、必然的にフォロー役に回らざるをえない大変な立場。
必死に言葉を選んだり、議論をポジティブな方向になんとか誘導しようとする姿勢から、最近は会員からも「守りのごとう」と呼ばれている。

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