2018/12/27 18:16

文字数 1,855文字

2018年の創作活動と来年の目標
 と、いうわけで。今年の僕の活動を振り返ることにしたい。年末だし。
 僕が「成瀬川るるせ」としてスタートしたのは、今年からだ。しかも、この名義になってから、半年くらいしか経ってない。なにか、いろいろあった気がする。気がするだけだ。……って、それじゃこの文章が終わってしまうので続けるけど、基本的には、物書きとしては一般的というか、仕事(と睡眠)の傍らに、小説を書いていただけなのだった。

 今年(の9月から)の僕の活動の主戦場になったのは、NOVEL DAYSで、小説と言っても、『チャットノベル』という形式の小説で、だった。



 以下のリンクが、僕が2018年12月現在、連載中のチャットノベル『死神はいつも嘘を吐く』へのリンクである。



『死神はいつも嘘を吐く』



 かなり、風変わりな作品である。この『死神はいつも嘘を吐く』を書くにあたり、縛りを付けた。「できるだけ地の文を使わない」と「一幕劇になるようにする」の、二点を、だ。それに加えて、「読み応えがあるようにつくる」というのも、縛りとして設定した。チャットノベルという、フキダシでキャラクターがおしゃべりするように進む作品なだけに、リーダビリティは最初から高い。逆に、それだけだと流されてしまって終わるし、自分としても書いていて決めごとがないとつまらないので、タイトに締め付けてみた。が、締め付けるくらいでちょうどだった、ということである。なぜなら書いている現在、約1万PVになっているからだ。功を奏したのだと思っている。

 まだ連載は続行中だ。僕としては(小説では)初めての高いスコアだ。週間総合ランキングで15位にランクインし、トップページにも載った。



 チャットノベルが自分に向いていたのは、高校生だった頃、舞台脚本の「読み合わせ」というのを熱心にやっていたので、脚本やシナリオの形式がもともとフィットする作家性だったからかもしれない。身体が覚えていたのだろう。



【読み合わせ】とは→演劇の稽古で、俳優が脚本の各自の持ち場を互いに読みあいセリフのやりとりをすること。



 それにプラスして、僕は読者としては批評の本を読むことが多いというのも、これまでになく、有効に働いたのだ、と思っている。



 とはいえ、主戦場であるNOVEL DAYSには、数十万PVの人などもたくさんいるので、僕なんてまだまだである。喜んでばかりはいられない。







 来年の目標は、すでに決まっていて、それは二つある。

1.『死神はいつも嘘を吐く』を10万文字以上のボリュームの作品にする。

2.エンターテインメントな百合小説を書く。





 一番目の目標は、この作品は、長く続けないと意味がないのではないか、という考えによる。そして、できれば100話以上の話数を達成したい。



 二番目の目標は、自分のルーツに戻る、ということでもある。僕の中学生のときの一番の読書は、友達から貸してもらった少女小説だった。具体的には、コバルト文庫であった。僕の思春期の心は、少女小説とともにあった。そこに、原点回帰する、ということだ。

 もっと言うなら、ネットラジオのユーザーを長らくやっていたので「百合営業」に慣れ親しんでいた、という理由もある。



 「成瀬川るるせのNOVEL DAYS個人ページ」



 来年の目標、達成を目指して頑張ろうと思う。目標を読んでいただいておわかりのように、「賞をもらう」などの対外的な目標を掲げているわけではない。もちろん、賞は欲しいしお金になるようになりたい、それは物書きなら、思っている人が多いことである。でも、来年の僕の目標はそういう対外的なものではなく、「自分との戦い」をメインに据えている。なぜかというと、もっともっとパワーアップしないと、ほかのWeb作家さんたちに太刀打ちできないからである。

 そう、来年、目標に掲げるのは「可視化された自己鍛錬の成果」なのである。「頑張りました」ではなく、「頑張ったら目に見えて目標が達成できるもの」を目標にしたのだ。



 こうして書いてみたら、やることがクリアに視えてきた。

 あとは、目標達成のために動くことだ。

 いつになく、僕は熱くなっている。

 さあ、来年へ! 次の時代が待っている。

2018/12/27 18:16 コメント(-)| 自分の創作活動を振り返る、2018年。
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