特集2:タイトルだけでは想像のつかなかったテーマの深い作品

文字数 673文字

いつか荒野のガオケレナ ~呪わしの亜人は秘薬を喰らい、されど薬師はカルテをつづる~
ヨドミバチ 様作
*オークがなんのために荒野を行くのか、それを知った時、この物語の深さに気づかされる。
何に突き動かされているのか。人を動かすのはよくも悪くも愛だと思う。愛にはいろんな形があり、方向性もある。愛を向ける相手(自己を含む)への想いが強ければ強いほどに、周りが見えなくなっていく。いろんなことを考えさせてくれる作品である。

その後の世界で君とともに
ぽんたしろお  様作
*タイトルだけでは分からない舞台。あなたはそれを知った時、いつか起こりうる未来かもしれないと思う事だろう。その世界は、孤独と満たされることを奪われた愛の器が残されているだけ。人は、人と関わるからこそ、心が育まれていく。触れるから繊細さに気づき大切にしようと思えるのだ。孤独の世界で主人公は、たった一人無機質なものに愛情を注ぐことになるのだろう。この作品を読めば、思い遣りを持つ大切さ、理解し合う大切さに気づくだろう。こんな未来が来ないことを祈りたい。

旦那が好きすぎる私は今日も旦那のパンツを履く
百度ここ愛 様作
*タイトルだけでは分からない愛と、苦悩の物語。決して他人事では済まされない、身近な出来事だと思う。それは漠然としたものだからだ。愛が人を救うのは、自分を愛してくれるものの為に自己の想いから抗おうとするためではないのだろうかと思わせる作品である。もし、愛する人がこうなってしまったら。もし、大切な人がこうなってしまった時、一体自分に何ができるのだろうかと、考えさせられる作品である。
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