第15話 テスト勉強と誕生日
文字数 2,033文字
冬月さんには毎日勉強を教えているが、毎日夕飯はご馳走になってしまっている…
飲み込みが早いのか、頭がよほど本来はいいのか、全教科赤点にはならないであろうラインまでは冬月さんは到達していた。
はぁ?いるわけねーだろ。私はどっちかつったら、男苦手な方なんだよ(汗)
どうせ私は一緒に会話できる人も決まってるし、友達少ししかいねーから、万が一喋れない人と集団行動するくらいなら、龍一といる方が私も気が楽だ。
今年は同じクラスだから、何かあれば俺なんかでよければ力になってあげられることもあるけど、来年になったら同じクラスとは限らない…
来年も仮に同じクラスだとしても、その先進学先や就職先が同じとはいかないだろう…
愛や酒井さんとはちょっとずつ仲良くなってはいるし、クラスの違う女子にも冷たいぶっきらぼうな態度は取らなくなったけど、まだまだコミュニケーション不足なのが否めない…
だから、恋愛は冬月さんは求めてないだろうけど、縁結びの神社行ったら、冬月さんにもお守りを買って渡してあげようと思ったんだ…
いい友達と縁があるようにと思って。
頭の中で白石 千春のプロフィールを思い出す…
冬月さんはそんなコンビニのケーキでも嬉しそうに食べていた…
太るのを気にして甘いものは極力抑えているらしい…
全然太ってないのに、気にするのは記憶はなくてもアイドル時代の職業病みたいなものなのだろうか?