第40話 神話と存在
文字数 2,687文字
面白いからどーせだからあの2チームも共犯者にまぜてしまえ!
と神山が皆を籠絡。
タマと姫にも擬態してもらい、
おっさん社長、美人秘書、美少女編集兼記者という設定にした。
「で、あの、神田、地図は、、、カラーとか地図、、」
「年一回発行でいいんじゃね?」
つれねーーーー!!
ぼくのお仕事は年に一回となりました。
まぁ、その出版社がカラー地図発行ってことにすればいいだけだしなー。
大いなる落とし穴に気づける者はいるわけないのであった。
んじゃ事務所必要だよね、印刷機おける場所がある、、
安全考え、ギルドのすぐ近くが良いよねーとか女子
タマ、ミケ、姫、、誰の安全?セカイ破滅可能軍団。
「その昔、大猫神が3匹、天から現れ、その尻尾で海をぐるりとかきまわし、砂が押し寄せられてできたのが、この大陸。
海のずーーーと向こうには、白砂つまりネコ砂の陸地があり、そこは瘴気が溢れている魔大陸だという。3匹のネコ神様のトイレだったと言われている。
神はうんこをしないが、地上に降りた神は、地ベタに暮らす小さな生き物たちに興味を惹かれた。
思わず「うにゃっ!」と爪をだしてしまうことも時にはあったが、ほんとんど眺めて過ごしていた。その小さな生き物たちがなにかをとてもうまそうに食べるので、3匹は食べるということに興味を持ち、
いろいろ食べ始めた。
大地の食べ跡は大きな湖になった。急峻な山脈は、猫神の歯型だ。
食べたら糞がでる。それでネコのトイレ、魔大陸ができ、その周辺には魔神クラスのイカや狼や猿などが産まれた。
ネコ神々はそれらも食べ、糞にし、魔大陸は広がった。そして魔神も増えた。
猫神は増えすぎた魔神が、じべたの生き物たちを蹂躙するのを見た時、これはまずいな、と思い、
では我々はこの地の精霊クラスになり、ひっそりと地べたの興味深い生き物たちを見守ってやろう、と決めた。
あまり地べたの生き物の真似をすると、また魔神達を生み出すような問題になるだろう、だから見るだけで、マネはしないと決めた。
それ以来、3匹のネコは、セカイを見守るものとして、天界からも崇められている。」
「へぇ!!、いきなりで怖かったけど、、神話?どこで聞いてきたの?このセカイの神話でしょう?」小田
「うんうん、私も知りたい、、」沖田
神田と山田が、なんか「へぇー」と、感心?
なんか、、、ちょろすぎて、言い出せないんですが、、、
「ああ、まぁ、、今できたてほやほやの神話、、、」
「え?なにが?」
「あ、いや、、今ココで、できたばかりの神話」
神田までキョトンとするなよっ!!唯一だろおまえがっ!!
怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒っ!!!!
「俺わるくねーよな?な?な?」
山田も神田も傍観決め混んで、、、
「まあ、それに近い話しは実際あったにゃ。」ミケ
「「「「「へ?」」」」」
「そうにゃ、昔過ぎて忘れてたにゃよ」タマ
「思い出そうにも忘れられないほど昔、、、」姫
美少女形態で「にゃ」とか、萌うっ!!
おねこ様達、山田化しはじめている?
「「失礼にゃ!!」」
(大変たすかり申したでゴンス!!)と念波出せないけど出したつもりで、この防御に感謝した神山。
(まぁ、助ける意思が9割り、事実を言っただけが1割、だにゃ)
「え?」やべ
(え?事実なんスカ?)
(あたるとも遠からず?)
(遠くもなく、あたっている、って、、そのものだった?まさか、今さっき即興で作った話し、)
(だからお前なんじゃないかにゃ?)
ふっと意識が無くなった。
気がつくと、沖田の膝の上に。
心配そうな顔の目は赤かった。
(女の子達があまりにも怒るんでお前がびびって意識失ったと思ってるにゃ。)
(ありがと、助かった。でも俺どうしたの?)
(おまえ、覚えていないのか?)
(意識が飛んだなー、までは覚えているけど)
(んー、、、ま、おいおい思い出すだろうから、いんじゃにゃいかにゃ?)
(うす!)
「ごめん沖田、んなんじゃないから、これは俺の理由で気を失ったみたいだから、責任感じないでな。」
「「うん、わかった・・・」」
どうなんだろう?
先日の神っぽい何かの思わせぶりななにかもあったし、、
まぁミケがダイジョブってんだから、ダイジョブだろう、、
ミケさまさまである。
この家の守り神さまだからねー。
「ともあれ、あの神話、もすこし詳しくして、本にしないか?」と神田
おお!俺に仕事をくれた!いいやつだ!!
挿絵わたしやるー、と沖田。
だいじょぶ〜?と思ったが、
「伊達に美術部だったわけじゃない」と。
そいえばそーだっけ?記憶していないけどw
後日
まぁ、、味のある絵だ、、神話だからちょうどいいかな?
ミケ「・・・・・・・・・・・・・」複雑顔
事務所が見つかった。
これも「買わされた」。
「今はときめく不思議5人衆の方々なんですから、この際買われてしまっては?」
ものは言い様である。流石伊達に金持ちになってるわけじゃないんだな?
つか、押し付け物件?また?
と、沖田の横で聞いていた。
今回も交渉は粘りの沖田様!
結局商業一等地ということで、小さい3階たてだけど価格はそれなりで、大金貨1枚成り。
途中、山田がギルマスに価格を聞きに行ったら、「安いほうだろ?問題も聞いたこと無い」とのこと。
沖田の成果である!
5人名義にすると、出版社が俺らがバックだとばれちゃわないか?と心配したが、俺らが出入りしなけりゃそこまで調べる奴いないだろ?ということで。
そんな心配は杞憂だったがなー
出版始めたらすぐに、
「あの5人だろ?」
とかバレ始めた。なぜ?
「そりゃー、いきなり知らない者達が3人も来て、あんなとこに出版社、しかも見たこともないスゲー本をいくらでも、しかも安く売るんだもん、しかも、ここ王都じゃないんだぜ?ここでやる意味まったくないじゃん? カミヤマ達しかいないだろ?って、とーちゃんもかーちゃんも言ってた」
そっちかよー、、
偽装の意味あった??
まぁ、建前として使えばいいかー、いっかー、いっかー、、、
安いっても銀貨一枚。まぁ、本来ならば金貨1枚でもいいくらいじゃね?とギルマスが言うほどのできらしい。
神田が頑張って増刷を重ね、300部売れた。その大半は王都に持って行かれて再販されたらしい。
まぁこの街の業者が儲けたんだから「いんじゃね?」と。
「「今度はもうちょっと薄くして、安くして、冒険者ファッションとか作りたいよね!」」
やる気満々の女子達。
まぁ、楽しんでいるんだから、少々忙しくしてても、大丈夫かな?
体調管理が心配な俺ら3人組。女子たちがうちの要だからねー。
出版社2階奥に鎮座ましましている印刷機。
使われずとも、その存在そのもの自体が必要とされているだけだが、捨て置かれるよりは万倍増しだな。と。