第48話 苦悩

文字数 2,852文字


「困ったな、、」
「ああ、大いに困った。」
ふんふんふーん、ごくごくごく、、、かりぼりもぐもぐ

「困っているのに、のんきに菓子食っているやーまださん?」

「え?、、いんじゃね?もともとしっかりしたニートなんだし俺達。気にするほうがおかしくね?」
・・・・・
「それに、もう世間体?、変七に世間てーとか、いらないよね?」
山田が正論?倫理的に?Aが帰ってきたのか?

「山田Aさん?帰ってきたの?でもお金はいずれなくなるし、今からちゃんと稼げる体勢作っとかないとまずいんじゃないの?という話をだな、、」

「んーー、、だって、印刷ん時だって、一発で稼いで、、、今回のドラゴンだって、、、、。もう制服の恩恵はありえないけど、それより桁違いでらっきーあるじゃん?」

何その決定的ダメ人間発想?

「”俺のこの宝くじは絶対当たるんだ!”みたいなー、、、まぁ過去2度当たっている、という実績があるから困る、が、イマココ状態なんだよなぁ、、」
「うん、、山田Aの言い分も、ダメ人間側から見りゃ、説得力有るが、、俺と神山はまだ山田側じゃないからなぁ、、、」
「うん、、小心者だからw」


「にゃー」
「みけー、心配してくれているの〜?」神田
神田はまだ実態をさほど知らない、、、でもやっぱネコだからモフかわいいのは仕方がないけどね♪

「おみゃーら、時機、という言葉があるにゃろ?」
「ああ、タイムマシンのことね?」神田
「「違う!!」」 ミケ+俺

「何事にも、その”とき”がある、ということ。
例えば、来たばかりの時に、神田、お前がダケーの資料と出会ってたとしよう、イマと比べてどうだったと思う?」

「・・・・・・・理解程度はかなり低いので、そんなにそそられなかったんじゃないかなぁ、それよりこのセカイの方に対する好奇心の方がよほどデカイ時だったろうし、、」

「うん、。 んじゃ、たとえば、小田、同じ時期、もし神の祠を管理はじめたら、彼女は神に同様に愛されたろうか?」

「「いや、無いね。」」 神田+俺

顔を見合わせ、神田に譲る
「アレの一番の原因は神山の一言。それに、今迄だれにも信仰されずにいた+久々にまともに祀られた喜び、+俺らとの仲がかなり近くなっていた、などの要因の総合結果。」

「そうだな。それが”時機”。」

「おまえらは、今迄かなり多くの様々なチャンスを得る機会があった。が、本人も気付かずに逃してきた。」
え”、、、ん、もったいな
「いや、いいんだ、それで。それで大正解。 なぜなら、そのチャンスはそのときに掴んだとしても、華を開かせることは不可能だったし、そもそもそのチャンスはお前に相応しいものではなかった。 そうだな、、例えれば、、イケメン優男に超相応しいチャンスだった。」

・・・・・・・・しくしくしくしく、、

「「だーいじょぶっ!!俺らもだから!!!」」 神田、山田、やさしいなぁ、、

「我らがお前らに会うことになったのも、時機が来たからだ。 この村の近くにお前らを落としたのはあの駄女神だが、奴はここいらを安全だから、ということで選んだ。ミケ達がいるとは知らなかった。ま、知ってたら他におとしたろうけどなーw」
だめじゃん、、、

「その後のいろいろな出会い、それによる長い付き合い、なども、お前らの努力や、その出会いの時にいたるまでの経験の積み重ねが不足だったら、イマ同様になっていたかな?」
・・・・・・・

「そのチャンスが来て、ソレを得られ、活かしている、ということ。それは
そのチャンスを活かせる”時機”だから、そのチャンスは来たし掴んだし活かしている。」
・・・・・・・そうなの?

「なので、
特に焦ることはない。しかし、常にアンテナを張っていろよ?
言うことは、まぁ、こんだけだなー
まぁ、なんだ、、今日は、、、
気晴らしに王都にでも行くか?
日のいずる国の王都でもいいぞ?」

「「「アナスタシアさんの喫茶店」」」
おkにゃん!





カラン、カラン、
「いらっしゃいませ」

「「久しぶりです」」
「おひさ!」
にゃーん♪


お昼過ぎてたので、ニラレバ定食3人前とまたたびジュース。
こっちはマルネラより和食が美味いのだ。王家が日系だからな、始祖がちょんまげだからなっwつえーよ!!

・・・
「ということで、気晴らしお散歩に来た、てーとこっす」
「あらあら、気晴らしで転移で幾つもの国飛び越え、、ダゲーさんちみたいですね!」
ガーン、、、
神田だけ喜びの表情、、、
(だいじょぶ、見た目、だけだから、中は違う。心配するな)励ますミケ


それから街を散策した。
皆俺の肩に乗るミケを見る。
まぁ、姿形はともかくも、模様はあのねこがみ本の挿絵といっしょだからなー、、

「まぁまぁ!!神(山田神)のお導きね!!」

周子母現る!!!
やっべー、、、いいか、、山田をパージして逃げるが可能なりっ!!
いきなり山田の足元に這いつくばって拝んでいるし、、、一行で、、、、

周子母は王都でも有名。有力者。
なので、何も知らない一般人も、ぞろぞろ近づき、這いつくばって拝みだした、、、

神田を見た瞬間神田はうなずき身を翻し、俺も同時に
すたこらさっさ〜〜〜



純喫茶アナスタシア
いや、店の名前まだ知らないけどw

「いやー、何アレ?」
「怖かった、、、、、俺、あー言うの駄目なんだよ、、理系なのに、、」
神田、理系って本来あーいうのにやられやすいの?

「この国ではねこ神超えるんじゃね?山田神」
「ありうるなぁ、、、うわ、、まだサブイボ、、、」

「まぁ、人身御供と言うか山田自身がその神なんだから、放置は良いとして、、
ミケ、どっか行きたい?どっか面白いとことか、ある?」
んーーーーにゃーーーー、、
ピン!!
「なうにゃるなうんにゃうりゃーっつ!!!」
???????????

「いや、少々興奮した。
神の諺でな?
ハゲしい者にはカミを与えよ! というものがあってだな、、
((嫌なセカイだな))
そ~でもないぞ?ハゲ神多いだろ?別にきにしとらんけん。ネタに使えるしな♪
((嫌なセカイだな!))
まぁ、ここいらには山田を与えて置いて、山田時空に依って平和な過激のみのここいらを、+へん、要素によって不安定化した超安定に持ち込める、と姫が演算結果を出した。」

やっぱマシンだったのかよ、、、
「違うw」
だって意識がシンクロしているし
「三つ子効果だ」
「は??」
「一卵性双生児には不思議な力が有るだろう?意識を共有できるという。ソレの神バージョングレードアップ版だな」
はぁ、、まぁ、、そう云うんであれば、、
神田も「まぁ、、」とかつぶやいている、、納得していねぇ顔w

「分解していい?」
やーまっだ!!!!どっから湧いて出たっつ!!!!!

「まったく探しちゃったぜー、いきなりいなくなってるんだもん、、」
「サーチあるだろ?問題なし」
「あの状態のところに残れる者なんぞいないわ!」

「「よく逃れられたな?」」
「ん?んじゃ、俺行くから、、って、、、」
・・・・・・・・・・・

太いっていうの? ・・ちげーと思います! 非常?非情?無情? ・・・・・・・ まあ神だから、、うん、これが一番しっくり!!
「ムカッ」 ミケ
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