玲ルート⑥
文字数 1,126文字
男が拳を前に突き出し玲ちゃんに目がけ一撃を繰り出した。
当たるかと思えた拳は玲ちゃんによってひらりとかわされ、玲ちゃんはその男の背後を取った。
と、玲ちゃんは男の脇腹に殴り入れた。男は苦しそうに顔を歪めた。
私はというと玲ちゃんがこんなに強いだなんて思わなくてこの光景を見て驚いていた。玲ちゃんの動きは完全に喧嘩慣れしているしその目は冷ややかだった。
男2人「はっ、はいいいいっ! すみませんでしたああああ! これから兄貴と呼ばせて頂きます!」
男1&男2「玲ちゃん!!!!!!!! 俺達これから一生玲ちゃんに付いていきます!!!!!」
男1&男2「はい!!!! オネシャス!!!!」
そうしてあっという間に玲ちゃんは2人の男を従えていた。男の世界は弱肉強食。つまりはそういうことだ。私がいまだに状況が理解出来ずぽかんとしていると玲ちゃんと目があった。玲ちゃんなのに玲ちゃんじゃないような気がして緊張してしまう。