出家隠密が六忍! マスターシーン

文字数 827文字

・彼は誰時の襲撃
 1サイクル目の最後のシーンです。
 早朝。煎名と羅奈が、屋敷から少し離れた山中の道を、共も付けず歩いています。辺りを見回しながら、「最近はもう散歩もできないね」「花が咲き始めた、もうそんな季節になったのか」などと話しています。PCには知らされませんが、これは逃走経路の下見です。

 このタイミングで、PCたちは任意に登場し、煎名と羅奈に戦闘を仕掛けることができます。プレイヤーが「このPCが出るなら、自分も出る」と言った場合、許可してください。場面に登場したPCと、煎名と羅奈とで戦闘を行います。

 羅奈は1ラウンド目は速度6にプロットし、自分たちに友好的な発言を行わなかったPCを対象に奥義『花腐れの吐息』を使用します。
・扇動
 2サイクル目の最後のシーンです。
 NPCとなったPCが領民たちに、羅奈を倒すための一揆を決起するよう呼びかけています(NPCとなったPCが2人ならば、領民たちを二分し互いに言い争っています)。

 PCたちは任意に登場可能です。羅奈の【秘密】を持っているPCがいるなら、《詐術》または《流言の術》の判定に成功することで、羅奈の【秘密】を公開情報にすることができます。この時、もしPC全員が羅奈の【秘密】を獲得していても、このシーンに限り「まだ非公開情報である」として扱われます。

 羅奈の【秘密】が公開情報になれば、領民たちは彼女が「善良な怪物」であることを信じ、煎名夫妻を責めることも庇うこともなく一件を静観することに決めます。

 羅奈の【秘密】が公開情報にならず、なおかつNPCとなったPCと対立する姿勢を見せたPCがいる場合、領民たちは演説に水を差したPCに怒り、大勢で殴りかかろうとしてきます。そのPCと暴徒とで戦闘を行います。暴徒のデータは「足軽」(忍秘伝・改134p)を使用します。その戦闘でPCが暴徒を傷つけるような行為を行った場合、そのPCはクライマックスフェイズまで領民に敵視されることになるでしょう。
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