4.魔女の罠

文字数 6,518文字

   可愛いあの子を捕まえたいなら
   教えてやろうか、おまじない
   糸の切れっ(ぱし)を用意して
   呪文を三回唱えるんだ
    ――この糸は蜘蛛(くも)の糸
      綺麗(きれい)なちょうちょは俺のもの
   そうして、あの子の服につけるのさ
   なに簡単だ
   親切面(しんせつづら)してこう言いな
    「おや、糸くずが」
   それでおしまい、はい幸せに
  
 * * *   
 
 水上に無数の光が見える。
 半分は熱を持った本物の火の光。あとの半分は水面(みなも)に映る命を持たない影である。
 ジェムドラウ川にはたくさんの船が浮かんでいた。
 小さなボートには、ささやかな灯りと恋人たち。大きめの船には(さかな)(あぶ)るための火と酔客(すいきゃく)。歌と手拍子、さざめく笑い声。船はご機嫌な人々を乗せて川の上を行ったり来たり。
 水が跳ねて飛沫(しぶき)(きら)めく。
 シャトンが橋の束柱(つかばしら)の間に顔をつっこんで、熱心に下を覗き込んでいる。
「キレイなもんだねえ」
 こんな(おり)でなければ、いつまでも眺めていたい幻想的で幸せな風景だ。
 川の両岸に立ち並ぶ木々には、()れなくランタンが()るされている。
 今宵(こよい)限りの占い通り。辺鄙(へんぴ)な田舎町にダナン中の占い師が集まったかと思うほどである。商売が成り立つからこそ、この数なのだろうが。
「人間の欲というのは、恐ろしいですね」
 キアランが半ば(あき)れたように、半ば楽しげに嘆息(たんそく)する。
 幕屋(まくや)のような作りの小屋を構える者がいれば、粗末な椅子を置いたきりの者もいる。占いの腕はもちろん、単純に小屋の大きさと比例するものでもない。
 二人の娘が向かったという占い師の小屋は、向こう岸にあるらしい。
 橋の真ん中で立ち止まったフランは、対岸を(にら)んだきり何も言わない。
 右へ行くか、左へ行くか。どちらも、ずっと先まで小屋が立ち並んでいる。
「ちょっとした運試しですね。さあ、どちらから探しますか」
 キアランが気楽な調子で声をかけた。
  
 何も(さえぎ)るもののない川べりを、風が吹き抜けてゆく。
 お()り役がようやく橋の中央にたどり着いたころ。オルフェンとエレインは、ちょうどお目当ての占い師を見つけ出したところだった。
「あれじゃないかしら」
 多くの小屋が四方を厚手の幕で囲い、その中で火を()いていた。どれも同じように見えて、よく見るとそれぞれに個性がある。
「ほら、あそこよ」
 オルフェンが一軒の小屋を指差す。他のものより一回り大きいその小屋の入り口には、大きな(かぶ)のランタンが二つ並んでいた。
 それを見て、エレインはぎょっと立ちすくんだ。
 中身を(えぐ)り取られた白く大きな蕪。それが一瞬、しゃれこうべに見えた。
 目を閉じてゆっくりとひと呼吸。次に目を開いたときには〈しゃれこうべ〉はただの蕪に戻っていた。中に赤い火を灯したサウィンのランタンだ。
(そうよね、見間違いよね)
 両手の指を組み合わせ、口の中で祈りの言葉を唱える。
 顔を()したランタンは多い。それを不気味だとは思わなかった。まるっとした蕪に目と口を彫っただけのランタンには、それぞれの表情があって、愛嬌(あいきょう)があった。
 蕪の大きさと形、彫りの深さや穴の配置。そういうさまざまな要素が組み合わさった、バランスのせいなのだろう。
 エレインはそうやって自分を納得させようとしたが、やはり違和感は(ぬぐ)えなかった。
「どうしたの?」
 はっと気づくと、オルフェンの顏がすぐ近くにあった。心配そうにエレインを(のぞ)き込んでいる。
「ごめんなさい。わたし、はしゃぎすぎたかしら。疲れたのだったら、言ってね」
「いいえ、平気です」
 エレインはぎこちなく微笑んだ。
 青ざめた顔の色を夜が隠す。頬の(かげ)りは、ランタンの光が作る影に(まぎ)れてしまう。
「なら、いいのだけれど」
 オルフェンの方は、まるで蕪を気にする様子はない。関心は幕屋の中に向けられている。
「ねえ、何を占ってもらうか、もう決めた?」
 快活な声でそう(たず)ねると、返事を待たずに話し続けた。
「わたしはね、やっぱり兄さまのことにしようと思うの。もういい年なんだから、きちんとお妃さまを決めて、家族を持って、落ち着いて欲しい。今が落ち着いていないというわけじゃないけれど、あれはダメでしょう。落ち着いているっていうより枯れているんだもの。あんなお年寄りみたいな落ち着きじゃなくて、年相応(としそうおう)の落ち着きをね」
 話しながらエレインの両手を取ると、ぎゅっと握りしめた。
「それにはまず、女の方とお近づきになって――」
「あ、あの……」
「どうしたの?」
「やめた方が、いいと思います」
「何を?」 
 きょとん、とオルフェンが首をかしげる。
「ここ、何かおかしいです。あの、なんとなくですけど」
 エレインは口ごもった。
 はっきりと「何が」、「どのように」と説明できないのがもどかしい。
「そう? 怖いくらいに当たるって評判だから、ここにしようと思ったのだけれど。気が進まないなら別のところにしてもいいわよ」
「うちの前で何をごちゃごちゃ言ってるんだい」
 ばさっと布をかき分ける音がして、小屋の主が顔を出した。年季の入った女占い師だ。
「用がないなら小屋の前からどいてくれないか。商売の邪魔だよ」
 老占い師がめくった幕の隙間から、こそこそと若い女性が出てきた。
 後ろめたさを抱えているのか。背中を丸め、マントの合わせをぎゅっと握り、フードで顔を隠している。そうして、ちらっと少女たちに目を走らせると、そそくさと逃げるように去っていった。彼女がそばを通り過ぎるとき、すうっと、湿(しめ)った匂いがかすめていった。
 不機嫌そうに娘たちを眺めていた老婆が、ふと気づいたように(しわ)と見分けのつかない(まぶた)を上げた。
「あんた、〈金のオルフェン〉かい?」
 薄い色の目でオルフェンを見、ついでエレインを見る。
「おやおや、若草のエレインもご一緒で」
「わたしたちを知っているの?」
「ダナンの王女さまが兄君を(した)ってカエル・モリカにやって来た、ってのは国中の者が知っているからね。さては、と思っただけさ。ファリアスのお城に戻る気配がまるでない、と(もっぱ)らの噂だよ。それにそっちの娘は聖女さまと同じ髪と目の色をしている。そういう娘の名前はエレインだと相場が決まってるもんだ」
 お入り、と女占い師が手招きをする。
 この流れでは、断りづらい。
 ちらっとエレインの方を気遣(きづか)わしげ見て、先にオルフェンが垂れ幕をかき分けて中に入った。その後にエレインが続く。小さな四角いテーブルの上に置かれた香炉(こうろ)から、白く細い煙が立ち上っている。空気は乾いているのに、なぜか湿っぽい匂いがした。

 森の奥深く――積もった()ち葉の匂い、(こけ)の匂い、沼に生える()の匂い。

「さあ、金のオルフェン。あんたは何が聞きたいんだい」
 しわがれた声がたずねる。占い師は四角いテーブルに(ひじ)をついて指を組んだ。その向かいの席に、ふわりと軽やかに、オルフェンが座った。
「その呼び名、もともと兄さまのものだったのよね。金のアリル。太陽のアリル。何年か前までは非の打ち所のない方だったのに、あの若さですっかり老け込んでしまって」
 ほっほっほ、と占い師が笑った。また目が皺の中に隠れた。
「あんたの悩みは、兄君のことかね。さしずめ、王子殿下がすんなりと王位を継いでくれるかどうか。あんたにお(はち)が回ってこないか心配だ。そんなところかい?」
「そうなの!」
 オルフェンが身を乗り出した。ぎしっと木の椅子が(きし)んだ音を立てる。
「このままだとわたし、女王になって、長老たちがどこかで見つくろってきた男と結婚する羽目になりそうなの」
「その可能性は高いねえ。ひと昔前のイニス・ダナエでは、それが正当なやり方だった。それではいけないのかね?」
「いけないのよ!」
 オルフェンが向きになる。
「わたしは自分で結婚相手を決める。その前にきちんと恋もしたいの。野望だってあるの。だから、教えて。兄さまを支えて、王にしてくれる女性はいつ現れるの? いえ、どこにいるか分かれば、すぐにでも迎えに行くわ」
 占い師は黙って首を振った。そうして枯れ枝のような指を組み直すと、じっとオルフェンの(ひたい)を見つめた。
「もしそれが、あんたが王冠から逃れるためならば、やめておきな。無駄な足掻(あが)きさ」
「どうして?」
「あんたの額には、はっきりと女王の冠が見える。いつ、どこでそれを(いただ)くのか。そこまでは分からない。なにしろ、今まで見たこともないような(しるし)なのでね」
「そんなあ……」
「王子殿下については何とも言えないね。もし本人がここにいれば、話してやれることもあるだろうが」
 占い師は素っ気なく手を振った。
「あんたについて占えるのは、ここまでだ。次は亜麻色の髪のお嬢さんだね」
 しょんぼりとうなだれ、彼女らしくもなくのろのろとした動きで、オルフェンはエレインに席を譲った。
 少しためらって、エレインは椅子に座った。
「まさか、再びあんたに(まみ)えようとは。思ってもみなかったよ」
 正面に座ったエレインの顔を真っ直ぐに見据(みす)えて、老婆はにいっと笑った。
「どれだけ時が過ぎようと、見間違いようもない。ねえ、不死の乙女。クネドの娘」
 
  ――クネドの娘。
 占い師がそう口にしたとき、異変は起こった。

 柳の木の下の占い小屋は、どこも客足が絶えることがない。若い娘は集団で、金持ちそうな男は取り巻きをつれて、ここはと思う小屋を訪れる。いくつかの小屋をはしごする者もいる。
「嫌な予感がするな」
 あちこちに目を配りながら、フランがぼそっと(つぶや)く。
 その足元で、シャトンがひくひくと鼻をうごめかした。
「生臭い匂いがする」
「どんな?」
「泥の底に()む魚の匂い。雨の日の(かえる)の匂い。じっとりと湿った落ち葉の匂い」
「それはあまりいい予兆では……」
 キアランが言い終わる前に、三人の目に白い光が飛び込んできた。

 自分の想いに沈んでいたオルフェンは幕屋内の変化に気づくのが遅れた。
 ぴりぴりと肌を刺す何かの前触れのような感覚に、はっと顔を上げて辺りを見渡した。先ほどと何も変わらない。向かい合う占い師とエレインがそこにいるだけだ。
 ふと地面に目を落として息をのんだ。
 占い師の足下、土の中から淡く発光するロープのような筋が()い出してくる。ふらふらと頭をもたげ、どちらに伸びてゆこうか考えているかのようだ。
(何よ、あれ!)
 オルフェンは反射的に後退(あとじさ)った。どん、と背中が幕屋を支える木の柱にぶつかった。
 嫌悪(けんお)に肌が粟立(あわだ)つ。蛇のようなその線は、明確な意志を持ってぐるぐると渦を巻いて伸びてゆく。その中心には、エレインがいる。それが何を意味するのかは分からなくても、ひどく不吉な感じがした。
(このままでは囲まれてしまう)
 咄嗟(とっさ)にエレインの腕を(つか)んで引きずり出そうと、オルフェンが手を伸ばす。
 バチッ、と火花が散り、触れる寸前に弾かれてしまった。静電気のような鋭い痛みが走る。
「きゃあっ」
 その悲鳴に、びくっとエレインが振り返った。
 呆然と立ち尽くすオルフェンを見、足下の蛇に気づいてぎょっと表情を強張(こわば)らせる。
 すぐ(かたわ)らでは占い師が指を組み、薄笑いを浮かべて二人の様子を眺めている。オルフェンもエレインもまるで気づいてはいなかったが、その姿は少しずつ変化していた。
 くねる線が描く模様は、書きかけのサーキュラー・ノットに似ていた。始まりも終わりもない線。しかしそれはいかにも禍々(まがまが)しかった。
 何とかしたいのに、体が動かない。すぐそこにエレインがいて、危険が彼女を捕まえようとしているのに。
 ()れるオルフェンの目の前で、光の蛇の頭と尾がつながった。円環(えんかん)が閉じる。
「あっ――」
 一瞬の出来事だった。
 (まばゆ)い光が立ち上がり、白い円筒となってエレインを取り囲んだ。
「エレイン!」

「ここか!」
 オルフェンが悲痛な叫び声を上げるのと同時に、バサッと勢いよく垂れ幕が跳ね上げられた。
 灰色の聖騎士と小さなサバ猫が小屋に飛び込んでくる。
「こいつだよ、生臭いニオイの元は!」
 シャトンが牙を()いて占い師を威嚇(いかく)する。彼女の銀の毛はこれ以上ないほど(ふく)らんでいた。
「ようやくのお出ましだけれど、少々遅かったようね」
 老いた占い師の口から、笑いを含んだ若い女の声がこぼれ出た。
 そこにいたのは、もはや老婆ではなかった。
 (なめ)らかな真珠の肌。双眸(そうぼう)は深い森の奥で月の光を映す泉に似て、髪は泉に流れ落ちる清らかな滝。
「お前…、フィニか!」
 絞り出すようにフランが(うめ)く。ふん、と小馬鹿(こばか)にするように鼻を鳴らし、魔女はフランから目を()らした。そこには黒い騎士の姿があった。
「冥界の王みずからが地上までお運びとは、ご苦労なこと」
 一足遅れて幕屋に入ってきたキアランに向けて、にっこりと笑みを浮かべる。地中深くから湧き出る泉。その水よりもずっと冷たい、()てつくような微笑みだ。
「一人の姫君を恋う二人の騎士、ねえ……。ふうん。これはなかなか面白い見物(みもの)だこと」
 フィニが片手を上げた。
「騎士道。その本分は貴婦人への忠誠、そして探求なのですって」
 ひらりと白い(そで)(ひるがえ)り、次の瞬間、全てが消えた。
 魔女も、エレインも。
 幕屋がまるごと無くなり、柳の古木の下には、魔法使いと冥界の王と人間と猫が残された。
 
 ―― (さら)われた姫君を救い出すだなんて。まさに定番中の定番じゃないの。

 虚空(こくう)から声が降ってくる。
「……発想が古いな」
 ふん、とフランが鼻息も荒く吐き捨てる。
「見かけはアレでも、人間の歳で言えば中身は相当な老嬢(ろうじょう)ですから」
 キアランが同意した。
 と、今度は二人の頭上にざあっと大量のどんぐりが降り(そそ)いだ。
「って、痛えって! なんだこりゃ!」 
「失敗。聞こえてしまいましたか」
 ころころころ。
 力なく座り込んでいたオルフェンの(ひざ)に、どんぐりが一つ、こつんとぶつかって止まった。
 その小さなどんぐりが、彼女の気力を呼び覚ました。飛び上がるようにして立ち上がると、男たちに詰め寄る。
「ちょっと! 一体何がどうなって、エレインはどこに行ったの。あの魔女は何? あなたたち、何か知っているのね。これからどうするつもりなの。ねえってば!」
「あー…。落ち着け、お姫さん。質問は一つずつにしてくれないか」
 ぽりぽりと頬を()きながら、フランがたしなめる。のん気な響きに、カッ、とオルフェンの頭に血が上った。王女の心に行き場のない怒りがこみ上げてくる。
 めりめり、と足下に転がったどんぐりを靴底で踏みしだく。
 まただ。
 また自分だけが蚊帳(かや)の外だ。置いてきぼりの孤独。何も知らされないことへの苛立(いらだ)ち。
「そんなこと、どうでもいいわよ!」
「姫、どうぞお心を(しず)めて」
 オルフェンの頭から立ち上る湯気(ゆげ)を払いのけるかのように、キアランが優しい仕草で金色の頭を()でる。
「ご心配なさらずとも、若草の乙女はきっとすぐに見つかりますよ。聖騎士殿の手によってね」
 鋭い目で黒い騎士を見上げ、オルフェンはむっつりと口を閉じた。
「あの生臭い女は何者なんだい?」
 逆立った毛を舌で整えながらシャトンが尋ねる。
「湖の女王ニムの末の妹、フィニ。いや、沼の魔女、と言った方がお前さんたちには分かりやすいか」
 ピン、とシャトンの耳がフランに向いた。
「沼の魔女だって?」
「お前、本当にあの話が好きだな」
 にゃあにゃあと訴えるように鳴きながら、シャトンはフランの足にまとわりついた。
「ああ、分かってるよ。あとでちゃんと話してやる。とりあえずシャトン、伝令を頼む」
「内容は?」
「アリルにこう伝えてくれ。エレインが沼の魔女に(さら)われた。アリルは森の(いおり)待機(たいき)。シャトンと共に俺からの連絡を待て」
「承知した!」
 シャトンはぐいっと背中を伸ばすと、ひょいとフランの肩に飛び乗り、そのまま宙に身を躍らせた。
 バサッ、と黒い翼が広がる。城をさして、銀色のサバ猫が黒い夜の中に溶けていく。
「んじゃ、俺も行くわ」
 フランの手が腰の剣に伸びる。引き抜かれたときには、聖騎士の剣であったはずのものは樫の杖に変わっていた。最上級の魔法使いだけが持つことを許される杖だ。
 杖の先で、トン、と地面を突く。
 と、もうそこにフランの姿は無かった。
 照らしてくれる蕪のランタンもない、柳の古木の下。
 金の王女は得体の知れない黒い騎士と二人っきりで取り残された。
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登場人物紹介

アリル

ダナンの王子。四代目『惑わしの森』の隠者。

21歳という若さながら枯れた雰囲気を漂わせている。

「若年寄」「ご隠居さま」と呼ばれることも。


シャトン

見た目はサバ猫。実は絶滅したはずの魔法動物。

人語を解する。

まだ乙女と言ってもいい年頃だが、口調がおばさん。

フラン

赤の魔法使い。三代目『惑わしの森』の隠者。

墓荒らしをしていた過去がある。

聖女や不死の乙女と関わりが深い。

エレイン

亜麻色の髪に若草色の瞳。

聖女と同じ名を持つ少女。


エリウ

エリウの丘の妖精女王。

長年、聖女エレインの守り手を務めた。

オルフェン

ダナンの王女。アリルの妹。

「金のオルフェン」と称される、利発で闊達な少女。

宮廷での生活より隠者暮らしを好む兄を心から案じている。

ドーン

冥界の神。死者の王。

もとはダヌと敵対する勢力に属していた。

人としてふるまう時は「キアラン」と名乗る。

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