第29話「最終話」:列車内暴行事件、トンガ地震、ロシアの攻撃

文字数 2,086文字

 10月28日、沖縄県沿岸などに今年8月に噴火した海底火山福徳岡ノ場の軽石が帯状で大量に漂流漂着し、漁業などに深刻な被害が発生した。10月31日、東京都調布市京王線を走行中の特急の車内で男が乗客を刃物で刺傷するなどし、17人が負傷した。

 そのうち、刃物で刺された乗客1人が一時意識不明の重体であった。特急は国領駅で緊急停止し乗客は窓などから避難した。男はハロウィーン特有の仮装を身につけ犯行に及んでいた。11月13日、将棋の藤井聡太三冠が第34期竜王戦7番勝負第4局で豊島将之竜王に勝利し史上最年少の四冠となった。

 12月10日、自由民主党の石原伸晃は、自身が代表を務める党東京都第8選挙区支部が60万円の「雇用調整助成金」を受け取ったことで混乱を招いたなどとして、岸田文雄首相の意向によって任命された内閣官房参与を辞職した。12月22日、オミクロン株の市中感染が大阪府で確認された。

 これ以降、過去に例のないスピードで感染が急増し「第6波」に入った。2022年1月1日、新型ウイルス感染症の流行落ち着きや対策の定着などにより各地の神社で初詣客が昨年に比べ大幅に増加した。1月11日ANAホールディングスは、旅客機の貨物スペースを用いて全国の野菜や果物を空輸する新会社「日本産直空輸」を設立し4月13日に営業開始すると発表した。

1月15日、13時頃「日本時間」に南太平洋のトンガの火山フンガ・トンガ、フンガ・ハアパイで発生した噴火の影響で国内各地で潮位の変化が見られたため、気象庁は防災上の観点から津波警報・注意報の仕組みを活用して、奄美群島と吐噶喇列島「16日0時15分」、岩手県沿岸「16日2時54分」に警報を発令した。

 1月19日、防衛大臣の岸信夫は、噴火などで大きな被害を受けたトンガ王国を支援するため、飲用水を載せた航空自衛隊のC-130輸送機2機を派遣すると発表。1月22日、東京都で、新規に確認された1日当たりの新型ウイルス感染者は11227人となり、初めて1万人超えた。

 1月28日、全国で確認された新規の感染者数は、初めて8万人を超えて、4日連続で過去最多を更新した。2月3日、国内で確認された1日当たりの新規ウイルス感染者数は10万人を超えて過去最多を更新した。また、国内の累計感染者数は3百万人を超えた。重症者数は全国で1042人が確認されて4ヶ月ぶりに千人を超えた。

 2月11日、外務省は、ウクライナ危機にともないウクライナ全土の危険情報を最大の「レベル4『退避勧告』」に引き上げた。2月25日、ウクライナオデッサ州の港付近でロシア連邦軍の艦艇により商船2隻が砲撃受けたとウクライナ当局が明らかにした。うち1隻はパナマ船籍で日鮮海運系列の日興汽船が船主で登録している貨物船「ナムラ・クイーン」で被弾し損傷。

 トヨタ自動車は、国内仕入先で樹脂部品を扱う小島プレス工業で、ランサムウェアによる攻撃を受けてシステム障害が発生したため、国内全14工場28ラインの稼働を停止すると発表した。日野自動車の古川工場・羽村工場、ダイハツ工業の京都工場も停止した。

 3月16日、23時36分頃、福島県沖「牡鹿半島の南南東60キロ」の深さ57キロを震源とするマグニチュード7.4の地震が発生した。宮城県や福島県で最大震度6強の揺れを観測した。東北新幹線下りで福島駅~白石蔵王駅間の白石市内を走行していた「やまびこ223号」17輛編成のうち16輛が脱線した。乗員乗客78人のうち3人が負傷した。

 そのため、東北新幹線は那須塩原駅-盛岡駅間で運転を見合わせ。6月8日、ロンドン外国為替市場で円を売ってドルを買う動きが加速し、円相場が一時1ドル134円台まで値下がりし、2002年2月以来約20年ぶりに円安ドル高水準を更新した。7月1日、第35代防衛事務次官に前防衛装備庁長官の鈴木敦夫が就任した。防衛装備庁長官には土本英樹が就任した。

 群馬県桐生市「40.4℃」伊勢崎市「40.3℃」、山梨県甲州市「40.2℃」、埼玉県鳩山町「40.1℃」、熊谷市「40℃」、岐阜県多治見市「40℃」の計6地点で40度以上を観測した。40度以上の地点数は1日としては過去最多となった。7月2日、KDDIは、13時35分からauの携帯電話で音声通話とデータ通信が利用しづらい状況が全国で発生したと発表。

 原因はVoLTE交換機でのトラヒックの輻輳。5日、KDDIは、4日、15時に音声通話とデータ通信の利用に問題ないことを確認したとし、同日最終確認を行ったと報告した。この頃、ウイルスが新型に変化する事に熊坂は、頭にきていた。そんな中、7月25日、厚生労働省などは、ヨーロッパに渡航歴がある男性1人がサル痘の検査で陽性を示したと発表した。

 国内1例目のサル痘患者となったとのニュースが流れた。それを知った熊坂は、イライラしてそのニュースを聞いていた。
「人気のない所に移動した時、イライラしていた熊坂の怒りが爆発した」
「そして、熊坂俊茂は、ウイルスの次はサル痘かよ!と大声で叫んだ!」
「完結」
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