第三章 10

文字数 142文字

   3


 この長い話の終着点は<ザ・ブラインド>が産声をあげた場所だった。

 わたしがここを選んだわけではない。
 かつて自分を殺したジョン・リップという殺し屋の技術に熱をあげ、暴走して血に飢えたサム・ワンがあつらえた場所だ。

 わたしは人質として……また目撃者として、その最後を見届けた。
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