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文字数 379文字



この道を駆け抜けてあの向こうまで行けば
辿り着けるのは明るい未来の栄光
それとも過去の改ざんで得た称号
僕たちに見える景色はホンモノとは限らない
化粧して着飾ったデート前の姉貴のように
騙されるのもこの世の人のサガ
汚れたものに目を向けたくないから
そんな僕も似たり寄ったり

儚くもあり不安定でもあるこの世界
白い雨に彩られるのは誰かが落とした夢のかけら
拾うか見過ごすかは自分次第のスイッチ

道端に咲く小さな花を拾い集めて作るジグソー
描かれているのは輝く繁栄の象徴
それとも落ちぶれた英雄への賛美歌
誰かの知りたい真実は張りぼてのバラック
中指立てて大人を見下してた兄貴のように
何かに巻かれて生きづらくなるなら
自暴自棄でも何もかも捨ててしまえ
そんな僕はただ歩み続けるだけ

儚くもあり不安定でもあるこの世界
黒い雨に塗り潰されるのは誰かが壊した夢のかけら
拾うか見過ごすかは誰か次第のスイッチ
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