詩小説『目醒める春』3分の春夏秋冬。季節に敏感でいたい人へ。

エピソード文字数 347文字

目醒める春

長い闇に敷かれた橋を渡って
ようやく辿り着いた違う世界。

見知らぬ光が溢れていた。
名前も知らない力に包まれる。

それは沈黙の部屋に、沈む鍵盤。
古びたピアノの、はじめの一音。

生まれ変わった、真新しい僕になって。
今すぐに、風に乗って、君のもとまで。
飛んでいく、春。

この世界を温める熱。
色鮮やかに塗り替えていく。

命は、震えて、燃える。
草花は、色を持ち、芽吹きはじめる。
旅立ちを告げる鐘、鳴り響いた。

生まれ変わった、真新しい僕になって。
片隅まで響け、閉ざされるな。
その先の道を行く。駆け出す、春。

生まれ変わった、真新しい僕になって。
今すぐに、風に乗って、君のもとまで。
飛んでいく、春。

今すぐに、風に乗って、君のもとまで。
飛んでいく、春。
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登場人物紹介

主人公はあなたです。それぞれの恋愛模様を『詩小説』で。

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