第1話 雑感

文字数 1,219文字

 骨太小説の結果発表後、落ち込んでしまった人々の姿があちこちにあって驚き!

「これは黙ってちゃいけない」と僭越ながら思った次第です。私もいくつかの文学賞に応募してきて、落選するたびにがっかりを繰り返してきたので、その気持ちはとってもよく分かります。

 ですが、そもそもコンテストって半分は運試し。おみくじを引いて大吉が出なかったからといって、ご自分の実力を疑わなくてもいいんじゃないでしょうか。

 私も受賞しなかったので同じく敗退者です。と書くと「お前は佳作に入ったからいいじゃないか!」と怒られてしまいそうですが、私にも落選理由はあるはずです。そこはシビアに見ていこうと思います。

 講談社さんはこのNOVEL DAYSのレベルアップを狙って、今回のコンテストを開催されたと思いますが、皆さん、炎上を恐れて発言を控えていらっしゃるのかな? このままでは何の議論もされずに忘れ去られてしまいそう。
 受賞作を含めて「あれは良かった」「この点はちょっと引っかかった」等の声がもっと出てきても良いのかなと思います。私などが出しゃばるべきではない、とも思いましたが、あんまり遠慮していると発展もありませんので、どうかご容赦下さい(笑)。

 発表前の私の予想はこんな感じでした。
「今回は大人が楽しめるという条件付きなので、あまりにラノベ色の強い作品は除外されそう。しかしそうはいってもここはネット小説の現場だから、ファンタジーも一つ二つは入るのでは」
 ファンタジー=ラノベというわけではありませんが、多くの方が私と同じことを考えたのではないでしょうか(笑)?

 でもご承知の通り、結果としてファンタジーに分類できるものは一つもありませんでした。一般小説の評価基準がそのまま持ち込まれたのかな、という印象です。
 ファンタジーにも名作は多数あり、大人向けではないとは決して思いません。
 大人の嗜好に耐え、他ジャンルを押しのけるほど質の良い作品が現れれば、第二回骨太(があるのかどうか不明ですが)には、ファンタジーが選ばれるかもしれませんね。

 それより私としては、一般文芸のコンテストをやってくれたのが非常にありがたかった!
「大人向け」を意識して書いていると、そもそも投稿サイトを選ぶ際に悩みます。このコンテストがあったお陰で、NOVEL DAYSにして正解だったんだと思えました。
 そしてランキング下位の作品にも光を当ててくれてありがとう! という感じ。今まで知らなかった作家さんの作品にも出会えたことも良かったです。
 
 次回は私の応募作「三色旗と私」の反省点を書いてみます。ご批判があれば、遠慮なくお寄せ下さいませ。真摯に受け止めたいと思います。
 また(許可を頂けたら)受賞作、および自分以外の佳作について、私の個人的な感想もつづってみたいと思います。皆さんそれぞれにステキです。やっぱり強敵が多いですね~(笑)。
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