発動する計画
文字数 3,638文字
さふなり。結局周遊列車「あまつかぜ」も結局はプロには認められておらぬからの。
そこで、3D設計を行っておった。
もともとはワタクシのイラストの背景に「あまつかぜ」のパースを著者がつかいたかったのだが、作り込んでいるうちに、だんだん欲が出てのう。
まず車体断面から20m級と21m級の車体をつくり、そして、ベジエ曲線で車体の外形を作り、ブーリアン演算で車体を大まかにカットしていく。
ブーリアンはいくつも使うぞ。これによって形をモデリングし、窓を抜いていくのだ。
しかしブーリアンにしろ何にしろ、選択とコマンドの対象の選択がはっきりしないのがShadeのUIの困った所なり。トランスファなどの表示はxyzすら書かずに座標値だけ書いてある。これでどうせよというのだ。こういう作りの甘さはいつもイラッとする所なり。
――また総裁、なにか、思い詰めている。
でも、御波はそれをグッと飲み込んだ。
総裁は総裁で、何か考えがあるんだ、きっと。
でも……。
そして、何か言葉を探して、口を震えさせている。
だが、言葉が出ない。
総裁は、だからこんなに必死なんだ……。
胸が引き裂かれそうな思いに、御波は胸が詰まった。
でも、私は総裁に何が出来るだろう?
しばらくして、ふうーっっと深い溜息をついた。
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どうなる総裁、どうなるエビコー鉄研!
運命の二人のコンビニへの道は、
次回に続く!