Part5 闇妖精、ナイト

文字数 1,263文字

「ナイトラビリンスはフェアリークイーン警護団長の闇妖精、ナイトが作り出した魔物が潜む夜の迷宮。りゅうきもいるはずよ。気配がするわ。」スノー

ピシャァァン!

「見て、ゴルゴンスネークの丸焼き!」ライラ
「こいつはM?S?どっち?」キブキ
「Nかな。」スイリ
「ゴルゴンスネーク、意外と美味しいです!」チユ
「引くわ~。」クダ
「ファームラビットはスープ。魔女の大釜を借りて作った。」ネネン
「毒とか混じってそう。俺はパス。」ドウ
「あ、通信止まった!」ツチ
「やっぱり……。こうなると思ってました。」セキ
「ここまで通信があったことが奇跡。」フウ
「私も、外部ネットワークから遮断されました。」キイ
「俺も。」カイ

ゴンッ

「痛った!天井低い!」フユユ
「ご愁傷さまですね……。」ハナ
「あ……りゅうきの声が聞こえました。『王の瑠花を倒して俺が王になる。今の俺は強い』って。」ココロ
「何それ……?ふわぁぁぁ……」ホシ
「風香、説明してもらえる?」ソウウ
「その前に……妖精の説明を。」フラン


ライトとナイト、太陽妖精サン、月妖精ルナ。それぞれ、女王に次ぐ権力の持ち主。四人は表裏一体で、『4匹の鍵守護者(キーパーソン)』と、呼ばれている。鍵は、女王の間に入るための4つの鍵。ライトが持つ〈光の欠片〉、ナイトの〈闇の中枢〉、サンの〈太陽の分身〉、ルナの〈月の石〉。ちなみにだけど、〈光の欠片〉は手に入れてあるわ。


「はいはーい、ではこちらも説明させてもらいまーす。まあ、前少しだけ強くなってたしね。」ふうか
「俺と同じくらいだった。」かいと
「もっと強くなってるでしょ。」しょうへい
「ごめん、話についていけない……。」けい
「あー、京は知らないしね。ねぇ、こいつだまらせて。煮ても焼いても、好きにしていいよ。」ふうか
「え、ちょっ、お、俺?」けい
「あと、翔平も。」ふうか
「え、俺も?」しょうへい
「了解!」ライラ

ピシャーン(死亡)

「はぁー……。スタミルがあれば……。」ふうか
「スタミルって、守るやつですよね?」チユ
「そう、長時間自分を守ってくれるの。能力は使えないけどね。」ふうか
「まあ、りゅうきはすごい奴で。」ふうか
「凄い奴?」かい
「うん。まあ、私達はここで生まれてない。」ふうか
「えっ?」ふうり
「あー。俺も翔平もりゅうきも皆、魔界で生まれた。」かいと
「え、百合も?」かい
「うん。そんでいろいろと訓練があって。それに合格したからこっち(人間界)に来たんだ。」ふうか
「おー。」かい
「で、りゅうきは元王の一族で。りゅうきの父も祖父も王なのに、りゅうきは弱いからね。なんだかんだあって、私が王になっちゃった。」ふうか
「りゅうきの家族も、りゅうきが王じゃないから怒ったんだ。で……りゅうきが16歳になるまでに王にならなかったら、りゅうきは殺される。」かいと
「あ、そういえば……りゅうき、前、人を殺したって言ってたけど?」ふうり
「それかぁ。それね、命は奪われてない。能力をもらっただけ。」ふうか
「まあ、能力者にとってみれば、能力がなくなる=死みたいな感じだけどな。」かいと
「へぇ……。」かい
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