邯鄲 概略
文字数 721文字
タイプ:特殊型
リミット:3
プレイヤー人数:3人
プライズ:盧生枕、肉菓子木型
はじめに
このシナリオのレギュレーションは、「現代編」となります。追加ルールとして、エニグマを使用します。
書籍は『シノビガミ基本ルールブック』が必要になります。
背景
レイトン・セタリアというハグレモノの忍者がいました。シナリオ開始から1ヶ月前、レイトンは分身を作り出し、PC①に差し向けます。分身を捕獲したPC①は、持っていた忍器「盧生枕」を使い、分身に「自分はPC②という名のPC①の部下だ」と思い込ませました。やがて「盧生枕」の存在はレイトンやPC③の知る所となり、攻防戦が始まる……のですが。
このシナリオの焦点は「PC②の選択」にあります。数ある分身の一つでしかないPC②が、術として術者に還るのか、あるいは偽の希望を持たされた復讐者としてPC①に相対するのか、それとも借り物の記憶と意志こそを自分自身であるとしてPC①に寄り添うか……PC②がどんな選択をしたとしても、それは間違いなく「その世界の現実に起こった事象」であり、「PC②という存在の行動の結果」です(「プレイヤーとGMにとっての仮想」であったとしても)。
プライズ
このシナリオのプライズは「盧生枕」と「肉菓子木型」です。PCたちが積極的に奪い合うのは「盧生枕」で、PC①が最初に所持しています。また、「肉菓子木型」はレイトン・セタリアが最初に所持しています。
主な舞台
どこかの地方都市です。別に日本である必要はありません。何となればシナリオの流れを改変して、盧生枕を届けるため都市から出てPCの流派がある土地へと向かっても構いません。PC②がきっちり自分の運命に向き合える環境であれば、それで。