ハリケーンVSウォーター
文字数 2,315文字
警官は、できるだけ中にいる犯人にバレないように周囲を張っているわけではない
もうバレテいるので逃走しないように見張っているって感じであった。
ただ、捕まえようとすると危険なので突撃できないでいた。
「では、桜撫子、いきます! なでしこ流奥義!」
剣を背負って、クラウチングスタートの構えから、膨大な気が足元に集中していく!
「風神脚 流れ!」
神速のスピードで家のドアを蹴破り、家の中にいる犯人まで最短で駆け抜けます。
文字通り、障害物を突き抜けながら
玄関へ踏みこんでいくと足が軽くすべる。
どうやら地面が濡れていたようだ。
玄関ドアを破壊すると玄関に置いてあった水槽をぶちまける。
どうやら魚はいなかったようだ。
浴室の入口があいており、水蒸気が廊下までもれている。
そのためかジトっとした感じの空間を抜けていく。
通ったところに衝撃波が生まれるレベルで突撃すると、居間の奥で驚いている男がいる。
能力4:なでしこ流奥義 [気操術]は突入時、技に使用。
能力3:騎士盾『ランスロット』 [装備]、能力2:聖剣『アロンダイト』 [魔剣]、ランスロットが結界を撫子を包むように張り、能力の余波を最小限に。
加えて、背中に背負ったアロンダイトをコントロールすることで、
絶妙なブレーキをかけ、超スピードの勢いのままに犯人へ迫る。
そこには突進は止まったものの、無傷の撫子の姿があった。
「む! やりますね、凶悪犯! 罠・・・はぶっ飛ばしてきたのでよくわかりませんでしたが、水の弾丸とは、なかなかです」
「でも! 無駄です! だってあたしが最!強!! なんですから!」
背中のアロンダイトを構える。
「頭がおかしいやつではありません! 桜撫子です!」
「おぉ、サファイアから水竜が! カッコいい・・・じゃなくて! あたしのアロンダイトの方が最強です!」
巨大な剣を一振りすると、剣圧が風となって吹き荒れる
その姿が水になり崩れ落ちる。
他の水とまじりあってどこにいったのかわからない。
「む!? 水影分身みたいな技まで使えるとは・・・うーん、逃してしまいました・・・」
とぼとぼと家から出てくる
「すいません! 篝さん、警察の皆さん! 仕留められず、逃してしまいました!」
深々礼。
「でも! 次は絶対にぶっ倒します!!」