素敵なアイデア
文字数 800文字
ある日、王妃さまは、他の人も慰めてみたいと思いました。
それは、言葉通りの意味ではなく、ちょっと複雑な思いつきでした。
すなわち、
それは、言葉通りの意味ではなく、ちょっと複雑な思いつきでした。
すなわち、
……という、学術的な香りすら漂う、ややこしい着想でした。
そんな想いが根底にあったのだと思います。
趣味が高じて、というやつでしょうか。
恐ろしいですね。
ですが、やってる本人は「恐ろしい」とかそんな事、夢にも思わないもの。
趣味が高じて、というやつでしょうか。
恐ろしいですね。
ですが、やってる本人は「恐ろしい」とかそんな事、夢にも思わないもの。
……むしろこのように有頂天。
そういうことってありますよね。
そういうことってありますよね。
しかし、残念なことに星には他の人がいない。
自分一人では実現不可能。
自分一人では実現不可能。
が、どう考えてもプレイの一環の範疇を出ないと思われました。
て言うか、やってみた上でそう結論しました。正直に告白すれば。
て言うか、やってみた上でそう結論しました。正直に告白すれば。
そのとば口をどこへと向ければよいやらわからぬままに、四六時中ちゅくちゅくちゅくちゅく……
それはそれで意外とけっこう気持ち良くて、一ヶ月ぐらいはハマッてました。
そしてついに王妃さまはダイレクトメールを出す事にしました。
王妃さまの職業は王妃です。
コピーライターじゃないので、そこは大目に見てあげましょう。
そして、このダイレクトメールを星々の世界へと送りつけたのです。
コピーライターじゃないので、そこは大目に見てあげましょう。
そして、このダイレクトメールを星々の世界へと送りつけたのです。
やがて、しばらくすると、ひとつの小包が届きました。
荷をほどいて中を確めると、そこにはひとつの大きなパイナップルが入っていたのです。