元子のつぶやき5

文字数 174文字

 間に合うかもしれない。そう思った。美雪があの時あたしに話してくれていたことが運命だと思った。神に祈った。もし神様がいるならば、この小さな命を救ってくださいと。
 あたしと美雪、二人の約束は果たされなかったけれど、別の形で果たされるかもしれない。あたしはあの時必死だった。冷たくなり始めている美雪を必死に叱咤した。
 二人の思いは報われた。
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