(二)-10
文字数 289文字
「ちなみに木星のことじゃないぞ」
「どういうことだ?」
「知らないのか?」
「何がだ」
「チェックポイントがあるんだよ」
「えっ?」とジョージとシッコが大声を出した。
「そんな話は聞いていないぞ」
シッコが声を上げた。
「そりゃあ、お前たちは出航が早かったからな。話を聞いていなくても無理はない。そこに寄って行くとポイントがもらえるんだ。木星への到着が早ければいいってもんじゃない。航路上にいくつか設置されたチェックポイントを回ってポイントも稼いでいかにゃならん、って話だ」
「そんなことになっていたのか!」
「知らないならついてこいよ。最初のチェックポイントぐらいは教えてやるからさ」
(続く)
「どういうことだ?」
「知らないのか?」
「何がだ」
「チェックポイントがあるんだよ」
「えっ?」とジョージとシッコが大声を出した。
「そんな話は聞いていないぞ」
シッコが声を上げた。
「そりゃあ、お前たちは出航が早かったからな。話を聞いていなくても無理はない。そこに寄って行くとポイントがもらえるんだ。木星への到着が早ければいいってもんじゃない。航路上にいくつか設置されたチェックポイントを回ってポイントも稼いでいかにゃならん、って話だ」
「そんなことになっていたのか!」
「知らないならついてこいよ。最初のチェックポイントぐらいは教えてやるからさ」
(続く)