赤錆とカギしっぽ

文字数 185文字

 海を目指してどぶ泥を抜けたのは
 お昼のサイレンが ウーと鳴ったときでした。
 ヘドロっ臭いコンクリ川を、
 段ボール筏は進みます。ゴトゴトゴトン進みます。

 夜に鳴いたの僕ですか?
 にゃあと泣いたの僕ですか?

 いいえ。それは隣のノラだと思います。
#ホラーポエム




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