第38話 宮さまに振り回されちゃう
文字数 1,015文字
自宅と仕事場は自転車で10分程度の距離。
最初は素っ気なかった宮さまから、次第に夜や土日祝日の休みにも呼び出されるようになった玲良。
すると宮さまが、クルッと向きを変え、玲良の胸元に顔をうずめたのだ。
だから一見スカして見えるけど、マザコンっつーか、優しい女性に甘えたい願望があるって、出待ち仲間が言ってた。
いいこと?玲良、やることはわかっているわね?
文字数 1,015文字
自宅と仕事場は自転車で10分程度の距離。
最初は素っ気なかった宮さまから、次第に夜や土日祝日の休みにも呼び出されるようになった玲良。
すると宮さまが、クルッと向きを変え、玲良の胸元に顔をうずめたのだ。
だから一見スカして見えるけど、マザコンっつーか、優しい女性に甘えたい願望があるって、出待ち仲間が言ってた。
いいこと?玲良、やることはわかっているわね?
如月 波瑠(きさらぎ はる)
真砂高校1年生。真砂グループ会長、真砂孝氏の三男、真砂裕氏の愛人の子。
母は医者。新型ウイルス治療中に感染により命を落とす。
その後、子どものいない真砂裕夫妻に引き取られ養子縁組した。便宜上、旧姓を使用している。