第19話 流れる風が吹く頃

文字数 235文字

ゴロー太は風のように走る。
風のようにだから、行き先も風まかせ。
風が吹くまで動かないこともある。
風が強い時は、逆らわずに飛ばされる。
たまには、世間の風に吹かれるのもいい。

暖かい風は眠くなる。冷たい風は凍えそうだ。
風は、どこに連れて行ってくれる?
真っ直ぐに先を流す時もあれば、
急に向きを変えることもある。
そんな気ままが大好きだ。

風に向かって走るのは気持ちがいい。
風に押されて走るのは爽快だ。
流れに逆らうことも、従うことも、
どっちだっていい。

たまには、風って走るもの悪くない。
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