ごちゃ×ラビBABYS!

#18 拐われたアイト!禁断の島からの脱出!(後編)

エピソードの総文字数=4,069文字

「五智兎号」。

orurunshoboon

た……た……!食べすぎたあああ……!
ちょっと、まだエビが残ってるわよ?食べちゃいなさい?若いんだから!
ふもごもご!?
ほらタコ!タコもあるわ!タコあるんだから食べちゃいなさい!このタコ!!
ぶもごもごども!?
行儀悪いでしょ!飲み込んでから喋りな……さーーーいバブ!!!

バチーーン

orurunshoboon

びぶぐぶーーーー!?

(訳:理不尽ーーーー!?)

****


船内。トイレ。

orurunshoboon

はぁ…エライ目に遭ったよ……ゴワスちゃんってめちゃくちゃだー……
……ん?あれ?紙がない……おーーい!ゴワスちゃーん!紙ーー!紙ないんだけどーー!おーーい!!

トイレで叫ぶアイト。

しかし、そんなアイトをよそにゴワスは……。

orurunshoboon

ったく、拐っておいてなんだけど緊張感がないわよね……どっからどう見てもただの人間だけど……。

ま、いいわ。ちょっとボルト?こちらゴワス。アイトと接触したわ。

すると、テレビが映った。

orurunshoboon

【ボルト】

聞こえてるさ。何やら腑抜けた声が聞こえるが気のせいか?

腑抜けた声??
おーーい!紙ーーーーー!!
………………。あんたが探してるの、人違いじゃない?
そうだとしたら海に捨てるしかないだろう。

大丈夫だ、まだ"目覚める前"なんだろう。平凡な人間の生活が身に染みてる証拠だ、気にするな。

……そう、ならいいけど。

で?あっちに着いたらどうするつもり?

それだが問題がある。今回の厄介な存在は2つ。

1つはBABU。少年はあそこの荷物、秘書から可愛がられているらしい。それに"例のベイビー"と任務をし、スタイリストと接触したらしい。ひょっとしたら"あの島"のベイビーよりも厄介かもしれない。

えっ。例のベイビーってまさか……
"元の記憶"が消えていれば問題ないが、立場上会うのは支障が出る。接触は第一に避けたいが…………
その船にベイビーが向かっている。俺は島で待っているからな。無事にたどり着けよ。
ベイビーが向かって……?え!?

その瞬間!

バシュウウン!ズゥン!

orurunshoboon

きゃあ!?何の音よ!?船が揺れて……!え!?

なんと、上空から黄色い球のような物が撃たれ、水しぶきが高く上がる。

ゴワスが壁にしがみつきながら上空を見上げると、エッグが飛んでいた。

orurunshoboon

あれは……!BABUのエッグ!?
ちょっとやめなさいよ!船が揺れて前に進めないじゃない!このままじゃ沈没するバブ!!
バブゴラゴラゴラゴラアアアアア!!!

ドドドドドドド!

バシャバシャバシャバシャン!!

orurunshoboon

まさかエッグに搭載された武器を使うなんて…!同じ味方だっていうのに話が通じそうにないわね……!そっちがマシンガンなら、こっちはロケットランチャーとその他いろいろお見舞いするわよ!スキル発動!『ホーミング』!!

ゴワスは、料理が並んでいるテーブルをバン!と手で叩く。

するとどうだろう。テーブルは料理のお皿ごとぐるっと回り、剣や槍などの様々な武器がズラリと並ぶ台になった。

orurunshoboon

あたしのスキルは『ホーミング』!どんな物もターゲットに向かって発射する!

行きなさい!!あたしのかわいいオモチャ達❤︎

舌を出してニヤリと笑うゴワス。

その瞬間、剣、槍、斧、銃、矢などの武器やピンポン球、ボーリングの球、なぜかテニスボールなどが空を飛ぶエッグへ向かって飛んで行く。

orurunshoboon

バッ……!?

これにはゴラゴランも身の危険を感じ、飛んできた様々な物を避けようと空を旋回。

剣を避け、鎌を避け、ロケット弾を避け、ゴラゴランは避ける一方だ。

orurunshoboon

バブ!!バブ!!
避けてもムダ!どこまででも追いかけるのよ!!

しかしゴラゴランはニヤリと笑う。

orurunshoboon

バブバッブ!!
「爆発は好きか?」ですって?血迷ったの?この状況で何を……
バブゴラア!!!
…………は?

なんと、あろうことかゴラゴランは全ての武器に追いかけられながらゴワス、アイトの乗る五智兎号へと猛スピードで向かってきた。

orurunshoboon

ちょちょちょちょちょっと待ってええええええええええええええぶつかるううううううううううううううううううううううううう!!!
バブゴラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
ああああああああああああああ
ああああああああああああああ
ああああああああ
ああああああああ
ああああ
ああああ
あ、紙あった♪

ドッッッゴオオオオオオオオオオオン!

ゴワス、そしてゴラゴランの悲鳴が響き渡る中、五智兎号は大爆発!

様々な武器はゴワスがスキルをオフにした事によって更なる被害はないが、五智兎号、エッグは見事に木っ端微塵となってしまった。

orurunshoboon

****


とある島。灯台。

orurunshoboon

バブォ!!
うわお。なにあの爆発。派手にやったわねぇ……
ベロベロ!ゴラゴランバブォ!!

【ベロニカ】

あたしはベロベロじゃなくてベロニカ。で、あんたはジャンキラー。

"アレ"効いたようね。少しずつ人間の言葉、「日本語」が喋れるはずよ。あとはあんたがどっちの言葉を喋りたいか決めればいい。

【ジャンキラー】

こっちバブォ!!
は?何が「こっち」なのよ?あたしは"アレ"を……
来るバブォ!!!
来る?一体何が――
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………

orurunshoboon

ん?何よ今の声?一体誰の――
ぁぁぁぁあああああああああ……

orurunshoboon

ちょ、ちょっと待ってよ。まさかこの灯台に向かって誰かが飛んでくるんじゃないわよね!?一体どれだけ高いと思ってんの!??

その瞬間!

パリイイィン!ガシャアアン!!

orurunshoboon

【ゴラゴラン&アイト&ゴワス】

うおおおおあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!

orurunshoboon

ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ!?

なんと、ロケットのような物に乗ったゴラゴラン、アイト、ゴワスがガラスを突き破って飛んできたのだ。

orurunshoboon

バブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!??

ゴラゴラン、アイト、ゴワスがえげつない変顔のような表情をして突然ブッ飛んできたため、あまりの衝撃にジャンキラーは壁に頭を打って気絶。

ベロニカもまた、泡を吹いてバタンキュー。

orurunshoboon

バブゴラアアアアアアアア!!!
イタタ……!何が「着いたぞアイトおおお!!」よ。そのアイトがケガしたらどうすんのよ!
バブゴラア!?
あはは……死ぬかと思ったあああ〜〜……
アイト!?ちょっとアイトしっかりして!アイト!!!
バタッ

orurunshoboon

****


とある島。港。

orurunshoboon

何やってんだゴワス!!
ボカッ!

orurunshoboon

いだっ!?ちょっと痛いじゃない!コイツがやったのよ!?
バブ?
あんた謝んなさいよ!あんたのせいでこうなったんだから!
バブバァ!
「楽しかった!」じゃない!

(……ゴラゴランには記憶がない……ということは俺の事も……)

いやぁ、まさかベイビーちゃんに関する研究所に侵入者がいて、ボクにゲリラ退治してほしかっただなんて知らなかったけど、解決したようで良かったです!
…お前には期待しているよ。BABUの「ライオット」というベイビーによろしく伝えておいてくれ。
……で?あんた達この島の研究所で何するつもりだったの?
……別に。
はぁ〜ん?飛び込んできたあたし達を見てビビって「ぎゃああああ」なんて声出したの、どこの誰だったかしら〜?
うっ……!
これに懲りたら余計な事に首を突っ込まないことね。まぁ、首を突っ込みそうなベイビー他にも知ってるけど。
ベロニカ・リリィだな?人間を魅了する『チャームベイビー』。この研究所には2度と近付くな。さもなければベイビー用の刑務所にブチ込むぞ。
……!ちょっと待ってよ!
アイト?
……なんだと?
確かにあの灯台にいた人を大怪我させちゃったかもしれない。でも悪気があるわけじゃないと思うんだ!どんなベイビーだって話せば理解し合えると思う、そうでしょ!?
アイト……

ボク達人間だって争ったりいがみ合ったりする事はある!でも友達になれたり恋人になれたり誰かを好きになる事はできる!人間もベイビーもおんなじなんだ!!お願いだよ!このベイビーを見逃してあげて!

いや、見逃してあげて下さい!!!

……!
アイト……!!
バブバァ♪
………………はあ……。クロスになんて説明すればいいんだ?

仕方ない、お前の言う通り今回は見逃してやる。ただこの島には立ち入り禁止だ。

……さ、わかったらどこへでも行け。2人とも自由だ。

……!やった!!ありがとう!!
ったくシラけたぜ。俺は気分転換に寿司食いに行く。じゃあな、アイト。
うんっ!!また会おう!!
あ〜それとゴワス。船の修理代はお前が出せ。

は!?

ちょっと待ってよボルト!木っ端微塵になったのはこいつのせいなのよ!?

バブバァ!

「ネバーギブアップ!」じゃない!!

大体アイトが倒れたのだってあんたが「ロケットに乗って突っ込もう!」なんて言うからこんな事になったのよ!?あたしだって死ぬかと思ったわよ!!

バブッ!バブバァ!!

「ワンモア!」じゃ…………なあああああああああい!!!

……。

………………。

……それからアイトは、ベロニカとジャンキラーが乗っていた船に乗っていつも通りのBABUに帰ってきた。

orurunshoboon

おや、アイト君聞いたよ?ロケットに乗ったってマジ?
あ、あはは……ええと……
ア!!!イ!!!ト!!!くぅううううううううん!??
うわあああ!?シルフィーナさんどうしたんです――
あなた生きてる!?ねぇ足はある!?足!!ねぇ!!聞いてる!??
かああああああああああ〜〜〜!?
バタッ

orurunshoboon

まぁ!?アイト君しっかり!!起きてえええええ!!
いやシルさんのせいでしょ……
バブバァ♪

一方、BABUのビルの前。

orurunshoboon

……ここ?アイトがいるとこって。
バブ!
……はぁ……せっかくあたし達全てのベイビーが人間の言葉を喋れるようにしようと思ったのに……

っていうか、なんで言葉を喋れる薬を開発してるだけの研究所なのに立ち入り禁止なのかしら?

……まぁいいわ。アイトには借りが出来ちゃったしね、あんなわけわかんない所2度と行かないわ。

………一方、寿司屋。

orurunshoboon

アイト、か…………

イカのお寿司を食べるボルトは、アイトの名前を呟くと懐かしそうに笑った。

……その瞬間。

orurunshoboon

ボルトさん、ご機嫌いかがですか?

orurunshoboon

……!?

その間わずか数秒。ボルトは突然誰かに話しかけられた。

しかし、周りには普通の人間しかいない。

orurunshoboon

……今の声は…………!
ヴェイルノート……!?

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