プロット

文字数 983文字

(起)
美湖は読書が好きな小学六年生。ある日、美湖は異世界の「砂漠の国」に飛ばされてしまう。
幸いなことに骨董商のタルという少年に助けられ、美湖は神殿の下働きとして元の世界に戻る方法を探すことに。神殿は百年に一度の儀式、暁星祭のため大忙しだ。美湖は暁星祭で女神を憑依させる大役に選ばれることに。

(承)
暁星祭が近づき街は世界から人が集まって来る。美湖はリュウという名の異国の少年と、その仲間のレイランという少女と出会う。リュウ達は暁星祭に参加して、女神の加護を得ることを望んでいた。実はリュウは内乱によって滅びた「竜の国」の皇子で、部下のレイラン達と共に国の復興と親の敵討ちを目指しているのだった。(レイランは内乱で亡くなったリュウの兄の婚約者)しかしリュウは復興や敵討ちを望んでおらず、レイラン達に祭り上げられる事に戸惑いを感じている。美湖はレイラン達の思いに共感し、リュウを奮い立たせる。美湖は暁星祭で加護を与える対象にリュウを選ぶ。

(転)
リュウは加護を得たことで、「竜の国」に戻り兵を挙げる決意を固める。美湖は力になりたくてタルの協力を得て神殿を抜け出し後を追った。「竜の国」では、リュウの仲間達が決起していた。リュウは美湖の身を案じて神殿に戻そうとするが、レイランがリュウに内緒で受け入れてくれる。しかしレイランが敵に捕まり殺されてしまう。リュウも敵軍に囲まれて行方不明になる。美湖は女神の力を頼る。女神はリュウを助けるか、美湖を元の世界に戻すかのどちらかを選べと言う。美湖は元の世界に戻ることを諦め、女神の力を借りてリュウに勝利をもたらす。

(結)
リュウは皇帝となり、美湖は皇帝の友人として迎え入れられることに。美湖とリュウは心を通じ合わせるようになっていたが、異国人である美湖とリュウの結婚は大臣達から反対されてしまう。側室として後宮に入ることは出来ると聞かされるが、一夫多妻制に抵抗がある美湖はリュウとの恋を諦めることに。すると去ったはずの女神が出てきて美湖の願いを叶えてくれるという。ただしそれは美湖に生涯子供が出来ないのと引換だった。美湖の心は揺れるが、一夫一妻で美湖が子供を産めなければ、「竜の国」は後継者問題を抱えてしまうとタルに諭され諦める。美湖は女神の干渉に困り果てていた。美湖は女神を封印する必要があると判断しタルと神殿に戻る決意をするのだった。
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