夏目達也 二十五歳 再会①
文字数 255文字
「わたしの第一印象はどうだった?」
「……あんまり覚えてないかも」
「わたしに興味なかったってこと?」
「違うよ。あのときは僕も必死で余裕がなかったから。ただ、そのあとの君の印象は今でも強く残ってる」
「どんな子に見えてた?」
「強い子」
「……あんまり嬉しくない」
「どうして?」
「当たり前でしょ、女の子なんだから。どうせなら、『可愛い』とか『守ってあげたい』とか言われたいよ」
「あっ、そうか。ごめん」
「……許す。だって、いい意味なんでしょ?」
「もちろん。僕は、君のそんなところに惹かれたんだから」
「……あんまり覚えてないかも」
「わたしに興味なかったってこと?」
「違うよ。あのときは僕も必死で余裕がなかったから。ただ、そのあとの君の印象は今でも強く残ってる」
「どんな子に見えてた?」
「強い子」
「……あんまり嬉しくない」
「どうして?」
「当たり前でしょ、女の子なんだから。どうせなら、『可愛い』とか『守ってあげたい』とか言われたいよ」
「あっ、そうか。ごめん」
「……許す。だって、いい意味なんでしょ?」
「もちろん。僕は、君のそんなところに惹かれたんだから」