第23話
文字数 626文字
その言葉をきっかけに、私の足が……
自分の意思とは関係なく、一歩一歩、ラビスに、近づかされる。
息がかかる……
逃げられない……!
ドンっという音と共に
突然部屋に現れる謎の人物。
髪の毛はふわふわの水色、瞳の色は青。
そしてその男性の周りを取り囲む、光り輝くようなオーラ……。
雰囲気が変わりすぎてて、一瞬誰だか分からなかった……が。
カナトさんの手が不思議な陣を描く。
するとラビスの体は突然、光り輝く鎖のようなもので拘束された。
電撃のようなものと共に
バリバリ、パーンと砕ける音。
そう言うと
カナトさんは私に覆いかぶさってきた……。
そう言うと、謎の少年は
私達の目の前からフッと姿を消した。