第1話

文字数 2,051文字

りこ「よし授業 終わったね 夏休みだ」

ゆり「やっとだね今年は暑すぎるけど」

りこ「明日から夏休みだけど暑いね」

ゆり「ただ宿題が多い 」

りこ「そうだよね 今年も一緒にやる?」

ゆり「そうだね やろう」

りこ「とりあえずどこでやろうか?」

ゆり「うん カフェとかでいいよ」

りこ「了解 そしたら学校終わったら決めよう」

ゆり「うん」

学校終わり

ゆり「やっと終わった」

りこ「うん これで楽しめるからいいね」

ゆり「うん 楽しい夏休みに」

りこ「そうね」

2人は、学校を出た。

ゆり「いいカフェとか行きたいな」

りこ「いいね、歩いているうちにもしかしたら、見つかるかもね」

ゆり「そうだといいよね」

りこ「ねね、ここ良くない?」

ゆり「だね ここにしようか」

りこ「うん そうしよう」


2人はいいカフェを見つけた。

ゆり「すみません」

りこ「誰もいないね」

店員「いらっしゃいませ」

ゆり「あっ2名です びっくりした」

りこ「びっくりだね」

店員「こちらの席にご案内します」

ゆり「すごい 店内は絵本の世界に出てきそうな」

りこ「そうだよね 凄い」

ゆり「本当最高だね」

りこ「あれ なんかピアノの音が聞こえる」

ゆり「本当だね」

りこ「ショパン別れの曲だ」

ゆり「そうだよね」

りこ「ちょっと覗いてみる?」

ゆり「うんうん」

2人は覗いた。


りこ「かっこいい」

ゆり「本当だ」

りこ「ピアノ凄い」

ゆり「そうだよね 次の曲はピアノソナタか」

りこ「うんうん 凄い曲」

店員「すごいよね」

りこ「びっくりした はい本当そう感じます」

店員「実はうちの孫だ あいつ若い頃に両親なくして今はわしと暮らしてるんじゃ」

ゆり「そうだったんですね」

りこ「それにしても演奏凄いです」

店員「それを孫に言ってあげてくれ」

ゆり「分かりました」

りこ「分かりました」

店員「真也 お前の演奏すごいとかわいいお客様たちが言ってるぞ」

真也「ああ おじいちゃん こんにちは はじめまして近藤真也と言います」

ゆり「こんにちは上野ゆりです」

りこ「こんにちは あっ赤坂りこと言います」

ゆり「りこ緊張しすぎだよ」

りこ「こういうの苦手で」

真也「2人ともよかったら 休んでってくださいね」

りこ「ありがとうございます(かっこいいし ピアノ最高だし)」

ゆり「ありがとうございます(何そんなに赤くなってんのかな?)」

2人は席に戻った。

店員「ほい アイスコーヒーとアイスカフェラテな ゆっくりしてな」

りこ「ありがとうございます」

ゆり「ありがとうございます」

ゆり「てか りこなんかさっきから赤くなってるけど どうしたの?」

りこ「えっそう?気のせいじゃない」

ゆり「私の目はごまかせないよ 何年一緒にいると思ってるの?分かった さっきのピアニスト真也さんを気になってるとか?」

りこ「そんなじゃないし」

ゆり「いいじゃん隠さなくたって」

りこ「まあ、そうだねちょっと気になってる」

ゆり「そかそか まあいいと思うよ?ここに通って 顔を覚えてもらい仲良くするしかない」

りこ「できるかな?」

ゆり「できるよ 私がいるから」

りこ「ありがとう」

真也「すみません 失礼します こちら伝票です」

ゆり「ありがとうございます あの真也さん」

真也「はい 何でしょう?」

ゆり「真也さんは 今学生ですか?」

真也「はい 今高校二年です」

ゆり「うちらと同い年じゃん ねっりこ?」

りこ「そうだね(今 話すの?かよ)」

りこはちょっと赤くなっていた。

真也「同い年ですね 一緒ですね ではごゆっくり」

りこ「ちょっと何急に話してんのよ」

ゆり「情報をちょっと探ってあげたんじゃないの?」

りこ「そうだけど まあありがとう」

ゆり「よしこれからですね」
その後2人はカフェに通い カフェに来るたび りこは照れていた。

ゆり「今日さ連絡先渡してみれば?」

りこ「今から大丈夫?」

ゆり「大丈夫 ほら今手空いてるから、行ってこい」

ゆりはりこの背中を押しただした。

赤坂りこ「いつも こういう感じなんだから」


赤坂りこ「真也さん 今大丈夫ですか?これ私の連絡先です 良かったら受け取ってください それと好きです(あっ私 何言ってるんだろう)」

ゆり「えっ告白?」

真也「ありがとうございます、実は僕はこれからプロの道に行くので 気持ちにはお答えできません、すみません」

りこ「そうですよね 頑張ってください」

りこは告白をし フラれてしまった。

ゆり「よく頑張った りこ」

りこ「うん」

りこの目には涙が溢れ しばらく、りこは立ちれなかった 頭の中にショパンの別れの曲が流れていた。

恋は切ないというのをりこは実感した。

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