第10話うちの奥さん怖いです

文字数 1,093文字

「炎龍!」そう叫ぶと巨大な黒い炎の龍だ現れる。

「薙ぎ払え!」と命令を告げると黒い炎の龍が左から右へと突き進み虎人族を焼き尽くしていく。{なあ、優菜。虎人族を吸収したらどうなるのかなあ?}{う~ん・・・やってみたら?まだたくさんいるから・・・}{よ~し・・じゃあ・・グラトニー!}そして、手から黒い渦を出し焼け残った虎人族の死体を食らった。{解析完了、[双牙]と[気配探知]だね}そして[双牙]を使ってみると両手の爪が伸びて二刀流の様になった。{これ、いいね。私にピッタリ。あなた、私と変わって!}そう言うと体が女に変わる優菜バージョンだ。{よーし、殲滅だ~![気配探知][身体超強化][双牙][光剣][加速]発動!}そう叫ぶと、なんともすごい事になった。身体は強化され腕力が倍加され[双牙]よって虎人族が切り裂かれ[光剣]が気配探知によって離れた虎人族を切ったり遠距離攻撃から盾で守ったりしている。極めつけは、その状態で[加速]によって目に映らない速さで動くから正に無双である。あっという間に200人いた虎人族が50人ぐらいになった。炎龍で50人ぐらいは倒しているんだけどね。その光景にニーナとヘルミナさん、ハーフエルフの皆さんは呆然である。まさにチートである。「アハハハハ・・たのし~・・これから戦う時は代わってね}そう言って笑いながら惨殺していく。「あれって悪魔より悪魔っぽくない?」ニーナの声に村の一同が頷く。

{ちょっと優菜。もういいよ。これぐらいで帰って貰おうよ}{そうね。もう抵抗しなさそうだし・・}そう言って門の元に戻って俺の身体に戻る。「まだ戦うのか!力の差は解ったはずだ。解ったならとっとと帰れ!」俺がそう言うと虎人族の長らしき男が前に出てきて土下座を始め他の者も追従して一斉に土下座を始めた「「「「「すみませんでした。」」」」うん、わかってくれればいいのだよね。よかった。よかった。



「お願いがございます。我ら虎人族、貴方様に忠誠を誓い貴方様に従います。どうかこの忠義受け取ってください。」えっ、どういうこと?虎人族が家来になるってこと?それって虎人族の長になるってことだよね。俺は指で頬を書きながら振り向くとハーフエルフたちまで土下座状態だった。「ちょっとまってよ。なんでハーフエルフたちまでひれ伏してるの?」ニーナが笑って「仕方ないでしょ。あんな力見せ付けたら誰も逆らえる訳ないじゃない」





そして俺達はハーフエルフと虎人族の長となり一つの村で双方の[主]となった。

因みに。男姿は[賢者モード・良一]で女姿は[戦乙女モード・優菜]である。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み